ミシュラン、「ミシュランガイド奈良2022特別版」を2022年5月発売予定 -

日本ミシュランタイヤは11月10日、奈良県の厳選した飲食店・レストランを紹介する「ミシュランガイド奈良2022特別版」を2022年5月に発売すると発表した。奈良県全域の飲食店・レストランを調査対象とするのは、2016年にウェブ公開した「ミシュランガイド奈良2017特別版」以来、6年ぶりとなる。

奈良県は東大寺、興福寺、春日大社などの「古都奈良の文化財」や、法隆寺地域の仏教建築物、紀伊山地の霊場と参詣道などの世界遺産もある観光地であり、さらに紀伊半島の内陸部に位置するため、内陸ならではの食材にも特徴がある。大和野菜に代表される多様な農産物、イチゴ、梨、柿などの果物、そして大和肉鶏、大和牛、ヤマトポークといった畜産物など、名産品は多岐にわたっている。

ミシュランガイドは、現在世界32か国で厳選した飲食店・レストラン、宿泊施設を紹介しており、本年で121年目を迎えた。日本では、アジア初となる「ミシュランガイド東京2008」を2007年に発行してから、これまでに全国27エリアのおすすめの飲食店・レストラン、宿泊施設を紹介。奈良については、京都、大阪、神戸とともに、「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」で、奈良市を国内7番目に紹介し、奈良県全域を紹介する「ミシュランガイド奈良2017特別版」などで、多くの飲食店・レストラン、宿泊施設を紹介している。

また2020年からは、持続可能なガストロノミー（美食）を実践する最前線にいる飲食店・レストランの取り組みに光を当てる、ミシュラングリーンスターの紹介を始めており、調査員は料理の調査と同時に、飲食店・レストランのサステナブルな取り組みを評価。そして真に献身的で、革新的な施設をミシュラングリーンスターとして紹介している。さらに、旅行者の利便性向上のため、宿泊施設の記載は2022年度版のミシュランガイドからミシュランガイド公式ウェブサイトへと移行。これにより、広範囲な情報へのアクセスと、検索・閲覧、予約がワンステップでできるようになった。