三菱ふそう、「ふそうスーパーグレート」9,543台をリコール

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三菱ふそうトラック・バスは11月1日、「ふそうスーパーグレート」のASAM(電装品を統合管理する機器)に不具合があるとして9,543台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は令和元年12月25日~令和3年8月21日。

不具合の部位は電気装置(ASAM:Advanced Signal and Actuation Module/電装品を統合管理する機器)で、大型トラックにおいて、ASAM(電装品を統合管理する機器)の制御プログラムが不適切なため、①機械式自動変速機の大型トラックにおいて、突然エンジンが停止し、ライトスイッチをオート位置で使用していた場合は前照灯が消灯する等の不具合が生じるおそれがある。また、ASAMにハーネスを追加した車両は、エンジン始動時にオルタネータの警告表示がされるおそれがある。② 緊急制動表示灯(ESS:Emergency Stop Signal)作動時の点滅回数が保安基準の定める回数より少なく、トラクタ車においては、トレーラ側の方向指示器に球切れが生じてもメータークラスタ上の方向指示器の点滅周期が変化しないため、運転者席で方向指示器の作動状態を確認出来ない。改善措置は、①については、全車両でASAMの制御プログラムを対策品に書き換えると共に、ASAMからオルタネータ間に追加したハーネスを切断する。また、対策品の制御プログラムに書き換えた車両は、架装用予備電源の仕様が変更になることから、架装物の機能が正常に作動しなくなるおそれがあるため、架装用配線の回路を変更する。②においては、全車両でASAM の制御プログラムを対策品に書き換える。

不具合の件数は①について14件(オルタネータ警告表示:654件)発生している。

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