ミシュランとレミー コアントロー(日本法人:レミー コアントロー ジャパン株式会社)は10月5日、「ミシュランガイド」と「レミーマルタン」のパートナーシップを締結したと発表した。レミーマルタンは、ミシュランガイドセレクション対象17エリアで行われる掲載店発表セレモニーとミシュラングリーンスターのサポーターとして、シェフの持続可能なコミットメント、世界の土壌を持続可能にする取り組みや、そこで生産される食材を、ユニークなプログラムで紹介する。なお、同パートナーシップは、10月19日に発表する「京都・大阪のセレクション」発表から開始する。
今回のパートナーシップ締結に際し、ミシュランガイドインターナショナルディレクターのグウェンダル・プレネック氏は、「ミシュランガイドのグローバルパートナーとなるレミーマルタンには、ミシュラングリーンスターの普及活動をサポートいただきます。持続可能な美食を追求するシェフの献身的な取り組みに触発され、人々が持続可能な生活を意識するきっかけになれば、大変うれしく思います」と語った。
また、レミーマルタンセラー・マスターのバティスト・ロワゾー氏は、「レミーマルタンとミシュランガイドの関係は明白です: フランスを象徴する両ブランドは大地の恵みを守る責任への価値観を共有しています。このパートナーシップは、私たちの情熱と献身を示しています。ともに活動することで、より多くの成果を得られるでしょう」とコメントした。
【世界初のミシュラングリーンスターのサポーター】
2020年に初めてセレクションが始まったミシュラングリーンスターは、持続可能なガストロノミーに尽力するレストランに焦点を当て、一般社会のみならず、飲食業界全体のインスピレーションの源として、ミシュラングリーンスターの飲食店・レストランでは、美食がより環境に優しい社会を創出するための先駆者であろうと尽力している。
また、レミーマルタンは1724年以来、ワイングローワー(葡萄栽培農家兼ワイン生産者)をルーツとする唯一の大手メゾンでもあり、パートナーである農家、生産者との結びつきを大切にしてフランス政府の認定するHVE(環境に配慮した高価値農業)を推進するなど、サステナブルなコニャック造りを目指していることから、ミシュラングリーンスターの世界初となるサポーターに就任した。
今回のパートナーシップにより、レミーマルタンはミシュラングリーンスターの飲食店の知名度の向上のため、ミシュランガイドが開催するイベントでの支援スピーチやソーシャルメディアでの持続可能なレシピの更新など、将来の食が抱える課題への認識を高め、飲食産業や美食家の前向きな変化を後押しし、持続可能で責任ある未来に向けた取り組みを推進する。
【ミシュランガイドが開催するセレクション発表イベントパートナーに就任】
レミーマルタンは、ミシュランガイドを展開している欧州、アジア、米州の17 か国で開催予定の、セレクション発表イベントに参加し、両社で制作するコンテンツでは、シェフへのインタビューなどを通して、飲食店やシェフの才能を全世界に紹介する。
【世界の持続可能な取り組みを探求する体感型デジタルプログラムを構築】
ミシュランガイドとレミーマルタンは、世界中からすばらしい料理の才能を発見・サポートし、祝福したいという希望を叶えるため、世界の持続可能な取り組みを探求する体感型デジタルプログラムを構築。同プログラムは、卓越したガストロノミーとスピリッツの匠にスポットライトを当て、紹介する。