ジェイテクト、「ターボチャージャー用セラミックベアリング」が 未来技術遺産に登録

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ジェイテクトは、同社の自動車用「ターボチャージャー用セラミックベアリング」が、今年度の「未来技術遺産」として国立科学博物館に登録されたと発表した。

「ターボチャージャー用セラミックベアリング」は、ジェイテクトが1998年に世界で初めて量産を開始した自動車用のセラミック製ベアリング。それ以前には、セラミックが機械構造材料として自動車に量産採用された例はなく、また、エンジンの排気熱に伴う高温環境と、ターボチャージャーの高加減速に耐えるベアリングの開発は困難であった中、高耐熱で高強度、そして軽量なセラミック球を用いたベアリングを開発することで実用化に成功した。

今回は、同技術が科学技術の発展を示すうえで貴重な資料である事が認められたため登録となった。

未来技術遺産とは、国立科学博物館が定めた登録制度により保護される文化財で、正式名称は重要科学技術史資料。未来技術遺産は、過去の科学技術史資料のうち、科学技術史において重要な成果を示し、未来へ引き継ぐべき遺産であるという意味で名づけられた登録資料の愛称。日本の科学技術の発展に重要な意義を持つものを選定し、その保存を目的として登録を行っている。2008年10月9日第1回制定。

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