トヨタは6月11日、同社の「未来を拓く大切なものづくり」に関するプレゼンテーションをオンラインで開催した。
オンライン説明会では、東日本大震災や新型コロナウイルス感染症のまん延、半導体メーカーの工場火災などの有事に対する被害をできるだけ小さく抑える同社の設備的対応や適切な初動を挙げ、試練を力に変えられる日本こそが、ものづくりの最適地であると説明している。
また、クルマの動力性能を生産現場でつくりこむことに成功したGRヤリス、水素エンジン開発に関する取り組み、新しい時代に向かう先進のものづくりとして、カーボンニュートラルを目指すものづくり「グリーンファクトリーへの道」や「KINTO」の中古車におけるリノベーションなどを紹介。新しい可能性を生み出すものづくりは成長分野であり、意志ある情熱と行動で未来の景色は変えることができる」と説明した。なお、2035年に工場におけるカーボンニュートラル達成という目標も提示した。
さらに、2019年にメキシコにつくった車両生産ラインである先端技術とTPS(トヨタ生産方式)のコラボレーションを紹介し、トヨタらしい人中心の考え方とDX、IoTを組み合わせて、人とコンピューターの連係プレーで次世代の先進的な生産ラインをつくっていくと述べている。