トヨタモビリティ東京、160名が団体献血に協力

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トヨタモビリティ東京(片山守社長)は3月17日と3月26日、東京都赤十字血液センターに協力し、芝浦本社ビルで団体献血を行った。

感染防止の観点から献血は完全予約制とし、受付時に検温と手指消毒を徹底。会場は、密を避けるため空間に余裕を持たせる配置とし、献血用ベッドも4台のみとする等万全を期した。その結果、受付から実施まで協力者が滞留することなく実施された。

密を避け、十分に間隔がとられた献血会場

協力者は本社スタッフのみならず、同ビルに入居する株式会社トヨテックや、三田ビルから参加した従業員も多く2日間で計120名となった。また、店舗スタッフや、リモートワーク等で本社会場に参加が困難なスタッフは、近隣の献血ルームおよび献血バスで献血を行い、協力者は合計160名にのぼった。

東京都赤十字血液センターによると、血液は人工的に作ることが不可能なため、不足する状態が続いているという。特に昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、団体献血の実施が困難な状況が続き、昨年4月~10月の献血者数(400ミリリットル献血)は、前年比で約2万9000人減少し、特に若年層(10代、20代)の減少が顕著という。

同社では、血液の確保が困難な中、身近にできる社会貢献活動として全社で取り組んだ。東京都赤十字血液センターからは「このような時期に多くの人数の協力を頂き、大変感謝している」と感謝の言葉が贈られた。

2003年から継続している団体献血は、今年で19年目となった。前回まで協力者の累計は既に1万人を超えている。同社は今後も、東京都赤十字血液センターと連携し協力を継続する考えだ。

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