【気軽にボートフィッシング】アジの好釣り場、初夏からはタチウオも・京急大津港沖(神奈川県)

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初心者でも安心、良型アジにタチウオも

東京湾のボート釣り場として人気の高い京急大津港沖。レンタルボート店の数も多く、季節毎に多彩な魚種が狙えることでも知られる。各店舗で所有するボート数が最も多いため予約制ではないのが特徴だ。また年間を通じて駐車場が無料というのも嬉しい。

今回紹介する石田丸では仕立船と貸しボートを主営業する人気店。一人乗り用は4000円、2人乗り用は4500円。その他に免許不要の2馬力ボートもあり、2人乗り用で1艇8000円。全て予約なしの先着順。天気の良い凪の日にふらっと出かけてもボート釣りが楽しめるのが魅力。港内の緩やかなスロープから漕ぎ出すので初心者でも安心である。しかも、漕ぎ出す際には店の人がアシストしてくれるので安全面でもおすすめ。釣り場は季節ごとに今釣れている好ポイントを店主が詳しく教えてくれる。

私が推奨するポイントAは港から東方向=走水方向へ向かう排水溝の3番目の真沖。水深が25m前後で目印は信号機の見える場所。狙いは年間を通じて安定して釣れるアジ。釣り方はシンプルな胴付きサビキ仕掛け。ハリス2号程度で6本針が標準。種類は定番のピンクスキンの実績が高い。冷凍アミコマセをプラカゴに詰めて海底から1~2mでコマセを振り、その場でアタリを待てばいい。オモリ号数は25号前後でOK。群れが回遊してくれば大漁になることも。

アジが大漁

このポイントでは、タチウオが回遊する事があり、生き餌をつけた1.5m前後の天秤仕掛けで釣ることができる。小アジでも良いが、活発に泳ぐ小魚ならなんでも効果的。

ポイントBも狙い目は初夏からタチウオが好反応。サビキ仕掛けで釣れたアジを泳がせても良い。このポイントでも美味なアジが釣れるので、サビキ仕掛けでアジを釣りながら肩天秤で小アジを泳がせてタチウオを狙うことも可能だ。ただし、タチウオが狙える時期は4~11月頃。高活性なのは5~9月ころである。小アジの代わりに大手釣具店等で販売されている銀平=養殖ウグイでも食い気は変わらない。

なお、京急大津港へは首都高速羽田線経由で横横道路の狩場インターから入り、終点の馬堀海岸で下車。左折して信号4個目の大津港の信号を右折して船宿街へ。突き当たりの堤防周辺が無料の駐車スペース。迷惑駐車はご法度。石田丸の他にまるまつ丸、小川丸など貸しボート店多数あり。

<京急大津港ボートフィッシング・動画はこちら>

 

<梅澤克博>
神奈川県藤沢市出身。江ノ島の近くに生まれ育ったためか、小学校4年生の頃から海釣りを経験。2歳上の兄と自宅近くの池でフナ釣りをしたりアメリカザリガニを捕ったのはもっと小さい頃から。中学生時代にイシダイ釣りにハマるが、外道のウツボや良くてカサゴ程度に終わる。大学時代は創部60年以上の歴史を持つ釣り部に入り、磯釣りに没頭する。大学卒業後はトヨタ系ディーラーのセールスマンを経て自動車関連の業界誌記者に転身し、その後編集プロダクションを設立。「関東周辺防波堤釣り場ガイド」等を手掛ける。最近は陸っぱりの釣りは完全に仕事になってしまったため、プライベートでは手漕ぎのボート釣りを楽しむ。動画でもレポートする「うみつりネット」も運営中。

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