矢崎エナジーシステムは3月15日、過去に発売した「YLD1 無線 LAN版」に加え、あらゆる現場で使用できる LTE 通信を採用したフォークリフト向けドライブレコーダー「YLD1 LTE版」を3月22日より全国で一斉発売すると発表した。
同社は、フォークリフト業務に携わる運送事業者や倉庫事業者等からの稼働状況の可視化による効果的な運用のニーズに対応するため、トラック、バス、タクシー業界で長年培ってきたタコグラフ(運行記録計)とドライブレコーダーの技術力を生かし、フォークリフト向けドライブレコーダー「YLD1 無線 LAN版」を開発。2020年11月に全国一斉に発売した。
今回新たに発売する「YLD1 LTE版」は、無線LAN 環境の構築が困難な現場でも利用できるLTE 通信を採用することにより、「YLD1 無線 LAN版」の機能に加え、LTE 通信ならではのスピーディなデータ提供が可能となった。
【「YLD1 LTE版」の主な特徴】
①通信環境の構築が不要
車載器本体にLTE通信モジュールが内蔵されているため、無線LAN環境がない、または構築することが困難なフォークリフトの運用現場に、新たに通信環境を構築することなく利用できる。
※車載器を運用する構内にLTE通信強度が確保されていることが必要となる。
②記録映像のスピーディな取得が可能(LTE版限定の新機能)
稼働中の車両のSDカードに常時記録されている映像を、カスタマーの事務所PCから選択して閲覧可能。この機能により、有事の際や緊急性が高い状況においても、遠隔操作で記録映像をスピーディに確認できる。
※利用の際は月額料金とは別で費用が発生する。