住友ゴムは3月5日、経済産業省と日本健康会議が共同で発表した「健康経営優良法人2021(ホワイト500)」に認定されたと発表した。定期健康診断後の保健指導の拡充や生活習慣病などの疾病予防、健康増進活動、ワークライフバランスの推進といった健康経営宣言の実践となる取り組みが評価され今回の認定となった。なお、認定制度が開始された2017年より5年連続での認定取得となる。
<健康経営に関する主な取り組み>
2018年に制定した「健康経営宣言」にある「自分の健康は自分で守る」を実践するためのさまざまな取り組みを、社長自らが健康宣言を発信しその動きを全社に広げている。
①定期健康診断のアフターフォローの徹底
定期健康診断の項目充実を図っているほか、節目人間ドックや女性向けのがん検診などを実施。健康診断後は健康管理規程に基づき、再検査・精密検査の受診率向上、保健指導の拡充に取り組んでいる。
②健康意識向上と生活習慣の改善
コロナ禍においても運動や食事など生活習慣改善に関するセミナーや教室など、動画配信を活用して継続的に実施。特に、導入した健康ツールの健康インセンティブ制度を利用したウォーキングラリーへの参加者を拡大したほか、社内イントラネット上で在宅勤務時の健康管理資料を提供している。
③メンタルヘルスケアの拡充
ストレスチェック結果に基づく職場分析・改善活動の実施や、メンタル不調の未然防止・早期対処のためのラインケア教育、セルフケア教育の徹底を通して、働きやすい職場環境づくりを推進。また、Web面談・相談を拡充して、在宅勤務者に対してもきめ細かなケアを継続している。
④働き方改革の推進
在宅勤務におけるワークライフバランス向上のため、Web化・デジタル化による業務効率化を進め、総労働時間短縮や有給休暇の取得を推進。また、長時間労働者には産業医面談を実施。Webも活用して社員の健康維持に努めている。