日産は12月23日、新型「ノート」e-POWERの4WDを発表した。同モデルは2020年度内の発売を予定している。なお、11月24日に発表した新型「ノート」e-POWER 2WDは本日より販売を開始した。
新型「ノート」e-POWER 4WDは、全車速域において4輪すべてを強力なモーターで駆動・制御することで、新次元の走りを実現した本格電動4輪駆動システムを搭載するモデル。リヤには前型の約14倍の駆動力を発生する50kWのモーターを採用しているほか、日産独自の前後独立モーターを緻密かつ瞬時に制御する技術により、ドライ路面に加え、ウェットやアイスバーン、深い雪道などのあらゆる路面状況において、力強く安定した快適な走りを実現している。
さらに、4輪を滑らかに駆動するため、滑りやすい路面でも安定感のある力強い発進や加速を可能としており、減速時は4輪の減速力を高精度に制御するため、車体をフラットに保ったまま安定して減速することが出来るのに加え、後輪に回生制御を追加したことでエネルギー回収効率も向上している。 コーナリングにおいては、前後の駆動力の配分を自在に変えることが可能なため、滑りやすい路面でも高い性能を発揮する。
なお、オンラインで新車を注文できる定額利用サービス「NISSAN ClickMobi（クリックモビ）」においても、近日中に新型「ノート」2WDの取り扱い開始を予定している。
価格（消費税込）」：228万8000円～244万5300円
また、日産の関連会社である株式会社オーテックジャパンは同日、新型「ノート」のカスタムカー「AUTECH」、および新型「ノート」e-POWER 4WDをベースとした「助手席回転シート」を設定し、日産の販売会社を通じて2020年度内に発売すると発表した。なお、11月24日に発表した新型「ノート」e-POWER 2WDベースの「助手席回転シート」は、本日より販売を開始した。
＜新型ノート「AUTECH」＞
2代目となる新型ノート「AUTECH」は、先進コンパクトカーである新型「ノート」をベースに、さらに高級感や特別感を高めたモデル。エクステリアでは、どの角度から見ても美しく輝くようにデザインしたドットパターンのフロントグリルや専用デザインのアルミホイールを採用。さらに、低重心とワイドスタンスを印象付けつつ、スポーティさを演出するメタル調フィニッシュの専用パーツを車体下部に装備した。また、フロントバンパーには、AUTECH専用のブルーに輝くシグネチャーLEDを採用している。
インテリアにおいてはシート地に、海面の波の動きをモチーフにした模様を施した、柔らかな手触りの体に馴染むレザレットを採用。インストパネルには、鮮やかな木目が特徴的な高級材、紫檀（シタン）の柄にダークグレー色を施しつつ、さりげなくブルーに光るパールをあしらっている。また、ハンドルやシートなどにブルーを配し、インテリア全体をブルーとブラックでコーディネートしたほか、後席中央にアームレストを装備している。
ボディカラーは、「オーロラフレアブルーパール」、「ピュアホワイトパール」それぞれに「スーパーブラック」のルーフを組み合わせた2トーンカラー、そして「ミッドナイトブラック」を「AUTECH」専用カラーとして設定し、全8色のカラーバリエーションを用意した。
価格（消費税込み）：250万4700円～276万3200円
＜新型ノート「助手席回転シート」＞
簡単な手動操作で、助手席を車外に向けて回転できるモデル。今回は「助手席回転シート」についてもベース車と同様に、本格電動の4輪駆動システムを搭載するモデルを設定した。
価格（消費税込）：254万4300円
