日産、CDPより最高評価の「ウォーターセキュリティーAリスト」企業に認定 水資源への積極的な負荷低減活動が評価

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日産自動車は12月9日、2020年度の水資源に対する取り組みとその情報開示により、環境分野で世界的に権威のある国際的な非営利団体CDPより、「ウォーターセキュリティー」部門において2019年度に続き2年連続で、最高評価である「Aリスト」企業に認定されたと発表した。

 

日産は、中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム(NGP)」を通じてバリューチェーン全体の環境課題に継続して取り組んでおり、水資源をNGPにおける4つの重要課題の一つに位置づけ、積極的に負荷低減活動を推進している。同社は今回のCDPによる「Aリスト」企業への認定においては、以下の取り組みが高く評価されたと述べている。

 

今回の「Aリスト」企業への認定に際し、日産の内田 誠 CEOは「『ニッサン・グリーンプログラム』を通じて、工場における取水量の削減や廃水のリサイクル効率改善などに、従業員一人一人が地道に取り組んで参りました。これらの活動が2年連続のAリスト企業認定として評価されたことを大変嬉しく思います。日産は、環境課題に対してサプライヤーをはじめとするステークホルダーの皆さまとともに、今後も社会により大きな価値を提供できるようサステナビリティの取り組みを引き続き継続して参ります。」とコメントした。

 

<日産の取り組み>

  • グローバルでの各生産拠点における水に関するリスクアセスメントの実施
  • 社内に設置したグローバル、ならびに各地域別の環境委員会による、潜在的なリスク対策を含めた包括的なマネージメント体制の設置
  • 法的基準より厳格な排水に関する社内管理基準を設定し、水質管理の確実な実施
  • 工場近郊の水環境保全に関しての地域社会やNGO等との連携
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