マツダは12月7日、「MX-30」が日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会が主催する「2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考において、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。なお同賞は、本年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に新設された部門賞となる。
「MX-30」のデザインは、「Human Modern(ヒューマン モダン)」をコンセプトに、魂動(こどう)デザインの新たな表現手法の開拓にチャレンジし、エクステリアにおいては塊そのものが持つ美しさを際立たせるため、シンプルな立体構成に徹したうえで親しみやすい表情とし、キャビンデザインはフリースタイルドアによる身軽さを表現した。インテリアでは、フローティングさせたコンソールや、サスティナビリティをテーマとした個性的な素材使いなどにより、「開放感に包まれる」空間としている。また、マツダ創立100周年の節目に登場するクルマの象徴として、ヘリテージ素材でもあるコルクをインテリアに採用し、柔らかな居心地の良さを表現している。
今回の受賞に際し、デザイン・ブラントスタイル担当の前田 育男(まえだ いくお)常務執行役員は「今回の受賞は、マツダのデザインが高く評価された証として大変誇りに思うとともに、応援していただいた皆さまに心から感謝を申し上げます。2010年に『クルマに命を与える』という哲学のもと魂動デザインをスタートさせました。今年10年の節目を迎え、さらなる深化を目指し新たな方向性を提案したのがMX-30です。今後も日本ブランドとしての誇りを高く持ち、マツダのデザインをより良いものにしていく決意です。」とコメントした。