雲見海岸
青く澄み切った海を眺めながら足湯を堪能
正面に牛着岩(うしつきいわ)や富士山を望む「雲見海岸」は、ダイナミックな景観を眺められる日本有数の景勝地。夏場には海水浴場としてにぎわうほか、スキューバーダイビングやシュノーケリングなど、マリンスポーツのベース基地としても人気が高く、絶好の撮影ポイントとして、年間を通して全国から多くのカメラマンも訪れる。
海岸沿いに設置された無料で利用できる「渚の足湯」では、雲見ブルーと呼ばれる青く澄み切った大海原を眺めながら、ゆったりと足湯に浸かることができる。周辺には、世界的にも貴重なセミクジラの骨格標本を展示した「雲見くじら館」や、どこか懐かしさを感じさせる「雲見温泉街」があり、のんびりと散策するだけでも楽しい。
黄金崎
夕日を浴びて黄金色に輝く美しい岩肌
日本の奇岩百景に認定された「黄金崎」は、奇岩と駿河湾、富士山が織りなす絶景で知られる景勝地。岬全体が公園として整備されており、遊歩道、芝生広場、展望台、ダイビング休憩施設、富士山ビュースポット「富士見の丘」、三島由紀夫の文学碑などがある。
最大の見どころは、黄金崎の由来にもなった、夕陽を浴びて黄金色に輝く美しい岩肌。黄白色に染め上げられた岩肌は、高温の温泉水や地熱によって岩に含まれる成分が変化・変色したもので、昭和63年には静岡県の天然記念物にも指定されている。
展望台の正面に位置する巨大な奇岩は、馬の頭に似ていることから「馬ロック」のネーミングで親しまれており、競馬の必勝祈願で訪れるファンも多いとか。
ご当地ランチ
「地魚さくら」 絶品漁師めしを味わう
松崎町にある「地魚さくら」は、地元の人や観光客から人気を集めている地魚料理の名店。公衆トイレ付きの無料観光駐車場に隣接した国道沿いにあるため、クルマで気軽に立ち寄れるのがうれしい。
同店で一番の人気メニュー「鯵(アジ)まご茶定食」は、西伊豆の漁師たちに古くから親しまれている漁師めし。まずは、釜で炊いた白米に薬味の効いたアジの刺身をたっぷりとのせて、お好みで自家製のニンニク醤油をかけていただく。新鮮なアジの刺身丼を堪能したあとは、残り半分のごはんに残りのアジの刺身をすべてのせ、店員さんに熱々の出汁をかけてもらって「鯵まご茶漬け」にしていただく。1つの定食で2通りの味わいを楽しめる、人気ナンバーワンも納得の絶品漁師めしだ。
新鮮さもボリュームも言うことなしだが、さらに、こちらのお店では、食事を注文すると自家製のところてんが食べ放題になるうれしいサービスも実施されている。西伊豆をドライブした際には必ず立ち寄りたい、新鮮な海鮮を低価格でお腹いっぱい食べられる海鮮食堂の名店だ。
旅グルマ紹介
トヨタ・ハイラックス 外遊びに最適なピックアップトラック
日本で唯一新車販売されているピックアップトラック。2017年に13年ぶりの日本市場復活を果たしてから、ビジネスユーザーのみならず、キャンプやアウトドアレジャーを楽しむアクティブなユーザー層から人気を集めている。日本車としては規格外のビッグサイズで、その迫力と存在感はまさに唯一無二だ。
パワートレーンは、最大トルク400Nmを発揮する2.4リッターディーゼルターボエンジンに6速ATミッションを組み合わせ、低回転域から力強い走りを実現。本格的なパートタイム4WDシステムで優れたオフロード走破性を実現しているのはもちろん、自動ブレーキやレーンディパーチャーアラート、レーダークルーズコントロールなど、最先端の安全装備も満載している。
今回の立ち寄りスポットマップ
1=雲見オートキャンプ場 2=雲見浅間神社 3=雲見海岸 4=黄金崎 5=池魚さくら
※「マップコード」および「MAP CODE」は、株式会社デンソーの登録商標です。
※ナビの機種によっては、高分解能マップコードに対応していない場合があります。
プロフィール
岩田 一成(キャンピングカーライフ研究家/ライター/HOT MIND代表)
1971年東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業・ 8年間の出版社勤務を経て2003年3月に独立。同年4月より、編集工房『HOT MIND』代表として編集業務の請負を開始。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に様々なジャンルの雑誌・ムック製作に携わる。取材・インタビュー経験は3000件以上。座右の銘は、『商人ではなく、常に最前線に立つ職人であれ!』。