ホンダ、日本の職場におけるセクシュアル・マイノリティへの取り組み評価指標 「PRIDE指標」において最高ランクの「ゴールド」を受賞

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本田技研工業は11月11日、任意団体「work with Pride(以下、wwP)」が定めた日本の職場におけるLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標である「PRIDE指標」において、初めて最高ランクのゴールドを受賞したと発表した。

 

「PRIDE指標」とは、wwPが企業等の枠組みを超えてLGBTQの人々が働きやすい職場づくりを日本で実現することを目的に2016年に日本で初めて策定した指標。PRIDEの各文字に合わせた下記の5つの指標の総合点に応じてゴールド・シルバー・ブロンズの3段階で評価・表彰している。

 

<5つの指標>

  • Policy(行動宣言)
  • Representation(当事者コミュニティ)
  • Inspiration(啓発活動)
  • Development(人事制度・プログラム)
  • Engagement/Empowerment (社会貢献・渉外活動)

 

 

同社は、「Honda Philosophy」の基本理念である「人間尊重」に基づき、人材多様性のありたき姿を「多様な属性・価値観を持つ“個”が活き活きと輝くことで企業総合力を最大発揮すること」と定義し、全従業員を対象に人材多様性の取り組みを推進している。

 

今回の受賞については、セクシュアル・マイノリティに関する取り組みとして、性自認・性的指向・価値観などの多様性を尊重し、一人ひとりが自分らしく、個々の能力を存分に発揮できる環境づくりに向けて、全従業員が性の多様性を理解し、受容する風土の醸成と、セクシュアル・マイノリティのバックグラウンドをもつ従業員に向けた制度・環境面の整備を積極的に取り組んだことが評価されたと述べている。

 

<ホンダのセクシュアル・マイノリティに関する取り組み内容>

◆意識・風土醸成

  • 「経営層を対象としたLGBTセミナー」、「総務・人事部門LGBT勉強会」の開催
  • 「LGBT基礎知識E-ラーニング」を全管理職に実施。LGBT啓発に向けた社内広報誌の発行

◆制度・環境整備

  • 人事/福利厚生制度(慶弔金・休暇・社宅等)を配偶者と同様の関係にある同姓パートナーへも適用。
  • LGBT相談窓口(専用電話・メール)を社内に設置。
  • 多目的トイレ、個別更衣室の設置。
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