ダイハツは、軽商用車「ハイゼット」シリーズが2020年11月で1960年の初代「ハイゼット」発売以来60年を迎え、歴代全モデルの詳細を掲載した60周年記念サイトを開設したと発表した。
現在の「ハイゼット」シリーズは、農林水産業を中心に使用されている「ハイゼット トラック」、配送業や小売業などを中心に使用されている「ハイゼット カーゴ」「ハイゼット キャディー」の3モデルで構成され、これまでの累計生産台数は約740万台に上り、現在の総保有台数は約220万台になるという。
初代「ハイゼット」は、当時評判のあった軽三輪自動車「ミゼット」に続き、より積載力を向上し、様々な仕事で活躍できる一台として誕生したダイハツ初の軽四輪自動車。以降60年間にわたり、軽商用車で重視される「乗り降りがしやすいキャビンと仕事に必要な積載力の高い荷台／荷室」という構造を維持。さらに、毎日使うクルマだからこそ求められる荷物の積みおろしのしやすさ、耐久性、狭い道路でも走れる取り回しの良さ、求めやすい価格設定にこだわり、加えてダンプシリーズをはじめとした豊富な特装車などの、様々なカスタマーニーズに応えるラインナップを設定した。近年では、軽商用車を買い物や通勤・通学、送迎など日常生活で使用するカスタマーの増加や、高齢ユーザー比率の高まりを踏まえ、いち早く予防安全機能「スマートアシスト」を採用している。
ダイハツは、「ハイゼット」シリーズは「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」といった同社のスモールカーづくりの思想を体現した一台であり、今後もカスタマー一人ひとりを照らし、軽やかなモビリティライフを提供するというグループスローガン“ Light you up” の考え方のもと同シリーズを進化させていくと述べている。
