TOYOTA GAZOO Racing、英国で開催された「グッドウッド・スピードウィーク」で「GRヤリス」の走行を披露

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TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は10月19日、英国・グッドウッド モーターサーキット(Goodwood Motor Circuit)で10月16日(金)~10月18日(日)に開催された「グッドウッド・スピードウィーク」(Goodwood SpeedWeek)において、「GRヤリス」と「GRスープラ」の走行を披露したと発表した。

 

世界各国から多くのモータースポーツファン、新旧の名車、トップドライバーが集まるモータースポーツの祭典として知られている「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」(Goodwood Festival of Speed、GFoS)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来年以降に延期となり、今年は「グッドウッド スピードウィーク」として無観客イベントが開催され、その模様がオンラインで公開された。TGRは2009年にGFoSに参加し、以降は毎年参加している。

 

ラリーステージ(Rally Sprint)では、新型車「GRヤリス」がスペシャルステージ(SS)の競技開始15分前にコースを試走するゼロカーとして登場。さらにモーターサーキットの特設ステージ(First Glance)で走行を披露した。

 

「GRヤリス」は、TOYOTA GAZOO Racing WRT (World Rally Team)から得た「WRCで競争力あるクルマづくり」や、開発初期からプロドライバーによる評価を取り入れ、世界のあらゆる道でも思い通りに操れ「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマとして誕生した。マスタードライバーであるモリゾウこと豊田章男社長の「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という想いのもと、「モータースポーツ用の車両を市販化する」、という逆転の発想で開発したトヨタ初となるモデル。今回、「GRヤリス」開発にも協力した2019年TGR WRTヤリ-マティ・ラトバラとクリス・ミーク、そして、2020年TGR WRTで参戦中のエルフィン・エヴァンスが、ドライバーとして「GRヤリス」を運転した。その他、昨年のGFoSに引き続き「GRスープラ」の特別限定車(欧州限定車)の走行も披露した。

 

今回のイベントでは、豊田章男社長が動画で出演し、モータースポーツそして「GRヤリス」開発への想いと「GRヤリス」同乗体験を映像で配信した。

 

<トヨタ自動車株式会社代表取締役社長 豊田章男氏 ビデオメッセージ(抜粋)>

グッドウッドは、私のようなクルマ好きが集い、クルマを五感で楽しむことができる最高の場所です。今年は現地に行き、実際にガソリンの匂いを嗅ぐことは叶いませんが、リッチモンド公爵の素晴らしいアイデアで、今年も多くの素晴らしいクルマを見て、エンジンのうなりにも耳を傾けることができました。私の愛すべきGRヤリスもそのひとつです。GRヤリスは、競技用のヤリスWRCから作った市販車です。私達がWRCのようなモータースポーツへ参戦するのは、よりダイナミックなクルマづくりについて多くの事を学ぶことができるからです。私はマスタードライバーとして、TOYOTA GAZOO Racingの仲間であり親愛なるトミ・マキネン氏と一緒に、一からこのGRヤリスの開発に携わってきました。実際のテストドライブにお連れできませんが、映像でこのクルマのフィーリングをお楽しみいただけると幸いです。

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