プジョー、「SUV 2008」をフルモデルチェンジ、100%EV「SUV e-2008」を追加

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Groupe PSA Japanは、フルモデルチェンジした新型「SUV 2008」および100%電気自動車の「SUV e-2008」の発売を9月16日(水)より開始する。また、9月29日(火)19時よりプジョー公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/peugeotjapan/)にてオンライン発表会を実施する。

 

<※9月16日追記あり>

 

【彫刻的な造形でSUVらしさを強調するエクステリアデザイン】

エクステリアでは、フロントフェイスは垂直なグリル(GT Line、Allure、EVの3仕様。EVバージョンではボディカラー同色)、彫りの深いボンネット、ヘッドライトから下に向けて繊細に細くなっていくLEDデイタイム・ランニングライトを装備し、508で初めて採用され、新世代プジョーのあたらしいフロントフェイスのアイコンとなっている下方向に伸びる牙のようなセイバー(サーベルの意)と呼ばれるLEDデイタイムランニングライトを採用している。またGT Lineでは、ライオンの3本の爪痕をモチーフとしたフルLEDヘッドライトを装備している。

 

 

サイドビューは、全高は国内の立体駐車場に収まる1550mm、最低地上高は205mmと高めにとり、ブラックダイヤモンドルーフ&ブラックドアミラー&ブラックウインドウストリップ(GT Line)、ブラックアウトしたCピラーによる視覚的相乗効果とセグメント最長クラスとなる2,610mmのホイールベースによりのびやかで流れるようなデザインを採用。17インチ大径ホイールを装備し、「SUV e-2008」の18インチホイールにはインサートが追加され、カスタマイズのしやすさ、大幅な軽量化(全ホイールで約4kg)、エアロダイナミクスの向上を実現している。

 

リアでは、ライオンの爪痕をモチーフにした3つのLEDリアライトを全グレードで採用。リアウインドウグラフィックスとベルトラインのキックアップ、そこに収まるブラックのガーニッシュで繋がれたリアテールライトと融合し、リアビューを引き締めている。そして、ICE版ではこのリアエンドのディフューザー部分にデュアルエキゾーストが備わっている。

 

なお「SUV e-2008」は、ICE仕様とは外観において、①ボディカラーに合わせて塗装されたラジエターグリル、②ダイクロイックライオン(ライオンマークの色調が見る角度によって変化する)、③ドアミラー付け根のeマークとリアハッチのe-2008バッジ、④インサート付き18インチホイール(GT Line)の部分が異なっている。

 

 

【最新のコンパクトプラットフォームCMPを採用】

「SUV 2008」は、グループPSA最新のコンパクトプラットフォームCMPによって、現行モデルに比べてボンネットが低く長く、よりタイヤが四隅に配された安定したスタンスを持ち、サイズは全長で+145mm、全幅で+30mm、全高で−20mm、ホイールベースは+70mmとなり、よりスタイリッシュなデザインとなっている。ホイールベースの大幅な延伸にもかかわらず最小回転半径は5.4mとなっており、先代モデル(5.5m)より減少して日常での使いやすさが向上した。

 

【ラゲッジスペース容量はクラス最大級の434ℓ】

ラゲッジスペース容量はクラス最大級の434ℓ。可動式のフロアボードを備え、ハイポジションにセットすることで荷室を上下に区切ることが可能なほか、荷物がある場合は6:4分割可倒式のリアシートバックを倒せば最大1,467ℓの空間を確保できる。また、新プラットフォームCMP採用モデルで最大のリアシートの広さを確保しており、リアシートを立てた状態かつ高さをリアシートバックまでで計測した場合の434ℓは現行2008比+74ℓ、リアシートを倒して室内高までで計測した場合の1467ℓは+295ℓと大幅に向上した。

 

【3D i-Cockpit®を採用したインテリア】

インテリアでは、PEUGEOT i-Cockpit®の新世代バージョンである3D i-Cockpit®を採用。小径ステアリングホイールを採用することで、ステアリングの上からメーターを確認することによる視線の確保、肘が下がり脇を締めたコンパクトなドライビングポジションによるステアリング操作の少ない動線などを実現している。また、ホログラムのように情報を立体視で映し出すデジタルヘッドアップインストルメントパネルは、ドライバーにとって必要な情報を重要度に応じてレイヤー化表示したもので、運転時のドライバーの情報に対する反応性が約0.5秒向上(プジョー調べ)するという。

 

 

【ガソリンと電気の2つのパワートレインを設定】

「SUV 2008」では、従来の一般的なイメージであるガソリン車が普通の自動車、EVが高価格車、高級車という考えを払底し、機能、装備、スペースなど自動車としての基本を同等とした上で、ユーザーのライフスタイル、使用状況、好みなどに応じて自由にICE(Internal Combustion Engine=内燃機関)とEV(電気モーター)の選択を可能としている。「SUV 2008」に採用しているGroupe PSAの最新世代の車両プラットフォーム CMP (Common Modular Platform) は、ディメンジョンとパワーユニットのバリエーションに高い柔軟性を備えており、居住空間、ラゲッジスペースなどを限りなく同一にしつつ、BEV、ICEのすべての動力源に対応していることが最大の特徴となっているのに加え、CO2排出量の抑制に多大な貢献をしている。

 

【「SUV 2008」ガソリンモデル】

「SUV 2008」のガソリンモデルのパワートレインは、最高出力130ps/最大トルク230Nmを発揮するPureTech 1.2ℓターボエンジンを搭載しており、低振動、低騒音、ドライバーの意図に忠実なトルクデリバリーが特徴となっている。GPF(ガソリン・パーティクル・フィルター)を装着し、排ガスのクリーン化とともに燃費を改善。さらに、CMPとBセグメントSUV最多段数(2020年9月現在)となる電子制御8速オートマチックトランスミッションEAT8との組み合わせによる相乗効果で、BセグメントSUVにして19.2km/ℓ(JC08モード)、17.1km/ℓ(WLTC)という優れた燃費を実現している。

 

【「SUV e-2008」EVモデル】

「SUV e-2008」は、100%電動パワートレインを搭載した日本で初めてのBセグメントコンパクトSUV(2020年9月現在)。電気モーターは最高出力136ps(100kW)/最大トルク260Nm、搭載バッテリーは50kwhを発生し、JC08モードで385kmの航続距離を実現した。自然吸気ガソリンエンジンで2.6ℓ相当の最大トルク260Nmのゼロ回転から発生させ、瞬時の応答性を発揮する。なお、バッテリーの保証は8年16万キロとなっており、充電モードについては、コンセント型普通充電、ウォールボックス型普通充電、CHAdeMO(チャデモ)急速充電の3つを設定している。

 

また「SUV e-2008」では、① Sport/パフォーマンスとフィーリングにプライオリティ<100kw/260Nm>、② Nomal/日々の利用における快適性の最適化<80kw/220Nm>、③Eco/航続距離の最大化<60kw/180Nm>の3つのドライビングモードを用意している。

 

さらに、スマートフォンのアプリを利用したeリモートコントロールというEVならではの機能を装備しており、スマートフォンにダウンロードした無料のMyPeugeotアプリ(iOSおよびAndroid OSに対応)の操作によりリモートチャージングとプリコンディショニングの操作が可能となっている。

 

【最新の先進運転支援システム(ADAS)を全車標準装備】

  • アクティブセーフティブレーキ
  • アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)
  • レーンポジショニングアシスト
  • レーンキープアシスト
  • アクティブブラインドスポットモニターシステム ※GT Line
  • インテリジェントハイビーム ※GT Line
  • トラフィックサインインフォメーション
  • フロントソナー/サイドソナー/バックソナー/ワイドバックアイカメラ ※サイドソナーはAllureには非装備
  • プロキシミティスマートキー

 

【そのほかの最新装備】

  • ふたつのLEDヘッドライト:GT Lineは三本爪をモチーフにしたLEDラインを備えたハイパフォーマンスなフルLEDヘッドライトを、AllureはLEDならではの効率、明るさ、デザイン性を備えたLEDヘッドライトを装備。
  • Peugeotミラースクリーン:Apple CarPlay™、Android Auto™に対応するスマートフォン接続機能。対応ナビゲーション/マップアプリやオーディオアプリを直感的に使用可能。
  • USBポート(Type-CおよびType-A):必須装備となっているUSBポートはセンターコンソールにPeugeotミラースクリーン対応の
    Type-AとType-C(充電のみ対応)を各1つずつ設置。後席にも充電用Type-Aが2つ装備されており、現代のデジタルライフスタイルに対応している。

 

<価格(消費税込)>

  • 299万円~468万円

 

<※追記>

「SUV 2008/ SUV e-2008」のデリバリー時期については、「SUV 2008」が10月中旬以降、「SUV e-2008」が11月以降を予定している。

また、車輌重量は下記の通りとなる。

  • NEW SUV 2008 Allure/1270kg
  • NEW SUV 2008 GT Line/1270kg(1300kg※)
  • NEW SUV e-2008 Allure 1580kg
  • NEW SUV e-2008 GT Line 1600kg(1630kg※)

※パノラミックサンルーフ(オプション)装着車
となります。

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