ダイムラー・トラックAG(以下、ダイムラー・トラック)は9月14日、世界中のユーザーの利用により、ダイムラー商用車ブランドのバッテリー式電気自動車(BEV)が累計700万キロの走行距離を達成したことを発表した。
ダイムラー・トラックでは、企業戦略である持続可能性を追求し、2039年までに欧州、日本及び北米地域の主要3市場で全ての新型車両をCO2ニュートラル(燃料タンクから走行時まで)化する目標を2019年10月に発表。その一環として2022年までにすべての主要販売地域においてバッテリー式電気自動車を投入する計画で、ダイムラー・トラック傘下のふそう、メルセデス・ベンツ、フレイトライナーの商用車ブランドの電気トラックはすでに世界各国で実用化を実現してきた。現在、小型部門ではふそうの「eCanter®」、 中型部門ではフレイトライナーの「eM2」、大型部門ではメルセデス・ベンツの「eアクトロス」およびフレイトライナーの「eカスケディア」がカスタマーに利用されているのに加え、2018年から量産しているメルセデス・ベンツの路線バス「eシターロ」は、ヨーロッパの様々な都市で市民の交通手段として活用されている。
ダイムラー・トラックAG取締役会長兼ダイムラーAG取締役マーティン・ダウム氏は、「私達は、世界最大の商用車メーカーの一つとして、新しいドライブシステムのイノベーションを牽引することを目指しています。たとえば、路線バス『eシターロ』は、2018年から量産しており、多くの都市で公共バスの電動化を実現しています。電気トラックについては、有用性と性能において従来のトラックと同レベルの製品をお客様に提供することを目指します。グローバルに展開しているダイムラー・トラックは、世界中のお客様によって様々な車両コンセプトを多様な用途でお試しいただいています。お客様との親密な対話やこれまでの多くの試乗走行のおかげで重要な発見があり、それらは電気トラックのさらなる量産に向けた開発に直接導入し活用しています」と語った。