TRI-AD、グローバル・オープンイノベーション・プログラム「SmartCityX」に参画

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トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社(以下、TRI-AD)は8月26日、Scrum Ventures LLC(以下、スクラムベンチャーズ)が主催するグローバル・オープンイノベーション・プログラム「SmartCityX」に参画することを発表した。

 

グローバル・オープンイノベーション・プログラム「SmartCityX」は、生活者目線で価値の高いサービスおよびアプリケーションを共創し、社会課題の解決にとどまらずより豊かで充実した暮らし、ウェルビーイングの実現に取り組むプログラムのこと。

 

TRI-ADは、2021年1月より事業をさらに拡大・発展させるために、持株会社ウーブン・プラネット・ホールディングスおよび事業会社ウーブン・コア、ウーブン・アルファの新体制へ移行し、新体制下においては、これまで取り組んできた自動運転技術の確立に加え、「人」「モノ」「情報」のモビリティを全てのカスタマーに届けるために、Woven City(ウーブン・シティ)、Arene(アリーン)、Automated Mapping Platformなど、新たな価値を創造する事業機会を探索していくと述べている。

 

  • Arene(アリーン):プログラム可能なクルマづくりを目標として、TRI-ADが開発するオープンなプラットフォーム。クルマの安全性に必要な要素やAPIを包括し、コンセプトから実装までのスピーディな開発を繰り返し行うことができるほか、開発者やOEM企業は高い安全性とセキュリティを維持しながら、ソフトウェアをアジャイルな方法で継続的にアップデートすることが可能になる。
  • Automated Mapping Platform:様々な企業から自動運転車両のデータを共有してもらい、高精度の地図を作成、共有するオープンなソフトウェアプラットフォーム。

 

TRI-ADは、上記プログラムへの参画を通じて、スクラムベンチャーズやパートナー企業5社を始めとする企業との交流を深めつつ、世界中の最先端のスタートアップとともに、将来の事業化および具体的なサービス・アプリケーションの社会実装に取り組んでいくと述べた。

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