トヨタ自動車は、「ハイラックス」をマイナーチェンジし、全国のトヨタ車両販売店を通じて8月19日に発売した。
今回のマイナーチェンジでは、「Tough & Recreational」のデザインコンセプトをもとに、ピックアップトラックとしてのタフさ・力強さと、乗ってワクワクする楽しさを表現するシルエットを実現したほか、エンジンの改良やアイドリングストップ機能追加による燃費向上、サスペンションの変更やVFC(パワーステアリングのオイル流量を制御する機能)機能追加による操縦安定性・乗り心地の向上、クリアランスソナーの追加による安全機能の充実など、各性能の強化を図った。
<マイナーチェンジの主なポイント>
◆タフさ・力強さを進化させた内外装デザイン
- フロントフェイスは、台形の大型グリルにより顔の厚み感を、グリルを支えるフロント構成で力強さを表現している。日本専用のバンパーガードガーニッシュで、よりアクティブなイメージを強化したほか、薄型化したグリルからヘッドランプに軸を通すことでワイド感を与え、Bi-Beam LED化(Zグレードに標準装備)により先進的な表情を演出している。
- 内装では、Xグレードにもオプティトロンメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォーメーションディスプレイを設定し、視認性を向上。メーター自体もリングのメッキ化など加飾変更により、タフネスなイメージを表現した。
- ボディカラーは、新色のオキサイドブロンズメタリック、ダークブルーマイカの2色を含む全5色を設定。
◆燃費の向上
- ディーゼルエンジンの改良と、アイドリングストップ機能の追加によりWLTCモード走行燃費11.7km/Lを達成(JC08モードでは11.8km/L→13.6km/L)し、従来型と比較して15%以上の燃費向上を実現した。
◆安全・操縦安定性と乗り心地の向上
- Zグレードでは、プリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付)などの安全機能に加え、新たに静止物の接近を表示とブザーで知らせるクリアランスソナー&バックソナーを標準装備した。
- サスペンションの改良とVFC機能の追加により、操縦安定性と乗り心地を向上。
- ZグレードにオートLSD(Limited Slip Differential)を追加。コーナリング時や悪路で左右駆動輪にトルクを適切に配分することで、トラクション性を向上させ、高い車両コントロール性能を実現している。
<価格(消費税込)>
347万1000円~387万6000円