一般財団法人トヨタ・モビリティ基金（TMF）は、交通安全に向けた取り組みの一環として、高齢ドライバー及びその家族にとって有用な情報を集めた総合サイト「高齢ドライバードットコム」を制作し、8月5日（水）に公開した。
トヨタは、上記サイトについて、高齢ドライバーの増加による安全対策が急務となっていることを受け、加齢に伴う高齢者の身体的特性の変化に応じた安全運転の方法や運転能力のセルフチェック、免許返納を検討する際の家族としての接し方等、高齢ドライバーとその家族が日常生活の中で感じる関心事や不安・疑問の解消の参考となる情報として、行政、学識者、保険会社、自動車メーカー等、交通安全に関わる多様な立場における取り組み、アドバイスについて網羅的に紹介していると説明している。
また、交通安全の実現には、ドライバーや歩行者という「人」に対する啓発活動、安全な「車」の開発、信号設置や道路整備など「交通環境」整備、の三要素が一体となった取り組みが重要であり、今後TMFでは、上記ウェブサイトのコンテンツの充実や関係機関との協働を通じた「人」への啓発活動に加え、「車」の安全性向上や「交通環境」の整備に取り組んでいる専門家とも連携しながら、従来には無い新たなアプローチや新しい技術の導入を通して「交通事故死傷者ゼロ社会」の実現に向けた活動を推進していくと述べている。
【「高齢ドライバードットコム」主なコンテンツ】
◆高齢ドライバー本人向け情報
高齢ドライバーの免許更新制度、安全に車に乗り続けるための運転習慣、車の安全装備とその購入助成制度、マイカー以外の移動の選択肢などを紹介している。
◆家族向け情報
高齢ドライバーの車に同乗して運転能力を観察する際のチェックポイントや免許返納までの検討の流れなど、家族として知っておきたい情報を専門家からのアドバイスを交えて紹介している。
