横浜ゴムは、自社のレーシングカート用タイヤ装着車が、2020年7月11日から12日にオートパラダイス御殿場(静岡県駿東郡)で開催された「2020年オートバックス全日本カート選手権」の最高峰であるOK部門の第1戦と第2戦で、2連勝を達成したことを発表した。さらに、第2戦では表彰台を独占した。
7月11日に行われた第1戦の予選では、雨の中、三村壮太郎選手(Croc Promotion)がポールポジションを獲得。ドライ路面となった12日の決勝では、三村選手が2位に6秒以上の大差をつけて完走し、平良響選手(KR HIROTEX RACING)が3位表彰台を獲得した。また、同日に行われた第2戦でも、三村選手が2連勝を達成、山田杯利選手(TEAM EMATY)が準優勝し、水野皓稀選手(Croc Promotion)も3位で完走して表彰台を独占した。
横浜ゴムは、上記レースについて、第1戦ではウェット路面とドライ路面でのヨコハマタイヤの速さを証明する結果になり、さらに結果として、ヨコハマタイヤで参戦した4選手すべてが、OK部門の表彰台を獲得し、2年ぶりのシリーズチャンピオン奪還に向けて最高のスタートダッシュを切ったと述べている。
横浜ゴムは、中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」の技術戦略において、モータースポーツ活動を重要な先行技術開発の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。カートでは、「全日本カート選手権」のOK部門に加え、「ジュニアカート選手権」のFP-Jr Cadets部門にワンメイクタイヤを供給しているほか、海外でもアジアを中心にカートレースを幅広くサポートし、レーシングカートの普及に努めている。