パナソニック オートモーティブ社は6月15日、同社の昼夜対応サイドカメラが2月に発売されたトヨタ・ヤリスの高度駐車支援システム「アドバンストパーク(パノラミックビューモニター付)」(ハイブリッド車にメーカーオプション)に採用されたと発表した。
昼夜対応サイドカメラは、前後左右4つのカメラの内、車両周辺確認を行うパノラミックビューモニター用の左右サイドカメラとして搭載。赤外線LEDモジュールと併用することで、目視が困難な夜間環境でも高い視認性を実現する。
具体的には、夜間などで前照灯、後退灯の光が届かなかった車両側方において視認性を確保し、夜間の駐車でも安心感ある運転が可能となる。また、高度駐車支援システム「アドバンストパーク」では、駐車スペース/駐車枠線などの周辺情報を正しく認識するための画像入力手段としても活用。暗い環境下での駐車支援機能の実現に貢献する。
昼夜対応サイドカメラは、パナソニックの車載カメラ事業において培われた映像および光学設計技術を活用し、可視光領域の撮像を行う従来カメラの構成をベースとして、赤外線領域まで受光範囲を拡大し、かつ赤外線による色の劣化を最小限に抑え、可視光領域および制外線領域の双方で撮像を可能にした。
搭載スペースの限られる車載用途において、従来と同等サイズのカメラで昼夜撮像を可能にすることにより、車両デザインを損なうことなく、高度な安全運転支援システムの搭載を実現している。