5月の新車販売は大幅マイナス、登録車は前年同月比40.2%減、軽自動車は52.7%減に

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日本自動車販売協会連合会(自販連)および全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は6月1日、今年5月の新車販売台数概況を発表した。

4月に発令された新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言は5月25日には全国で解除されたものの、期間中、新車の生産や販売活動が大きく制限されたことで、販売台数は大きく減少。登録車は14万7978台で前年同月比40.2%減、軽自動車は7万307台で52.7%減となった。

登録車は、昨年10月から8カ月連続でのマイナス。また5月単月としては昭和43年(1968年)の統計開始以降、最少だった東日本大震災のあった2011年(14万2154年)に次ぐ、下から2番目の台数となった。また前年同月比減少率としては、2011年4月の51.0%、石油ショック時の1974年(昭和49年)5月の45.1%減に続く、歴代3番目の減少率。

また登録車のうち、貨物車、バスを除いた乗用車は12万3781台(41.8%減)で2001年以降では過去最低。乗用車のうち、普通乗用車(3ナンバー車)は昨年5月が統計開始以降5月としては最多の販売台数を記録したこともあり、5万9649台(50.0%減)と大きくマイナスとなった。小型乗用車(5ナンバー車)は6万4132台(31.4%減)で、5月としては2011年の7万1252台を下回り、過去最低となった。

ブランド別ではトヨタ33.9%減、レクサス8.2%減、日産52%減、ホンダ42.5%減、マツダ46.1%減、スズキ62.8%減、スバル76.1%減、三菱75.1%減、ダイハツ18.7%増で、ダイハツ以外は各社とも大きく減少した。

ダイハツは昨年11月に発売した新型車「ロッキー」が好調で、3月までに多くの受注を獲得していたことで唯一プラス。なおダイハツは昨年11月から7カ月連続での増加となっている。一方、昨年後半から登録車の新型車投入のなかった日産、スズキ、スバル、三菱は半減以下という厳しい結果となった。

軽自動車は、スズキ55.4%減、ダイハツ59.9%減、三菱57%減、スバル46%減、ホンダ47.6%減、マツダ64.1%減、日産32.7%減、トヨタ44%減でいずれもマイナス。日産、三菱は3月に新型「ルークス」「eKスペース」を発売したが、直後に緊急事態宣言が発令されるなどタイミングにも恵まれず、マイナス推移となった。

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