車中泊スペースとキャンピングカーを含む車中泊仕様の車のシェアサービスなどのプラットフォーム事業を展開するCarstayは、新型コロナウイルス感染症の早期収束に向け、医療機関の病床や休憩所などの不足を解消するために、キャンピングカーやキャンピングトレーラーなどを無償で貸し出すプロジェクト「バンシェルター」を開始すると発表した。
バンシェルターは、車での「旅ライフスタイル」を提案するCarLife Japanと共同運営するプロジェクト。キャンピングカーや、自動車で牽引可能なトレーラーなどの事業者と連携し、医療機関向けに合計100台以上の車両提供を目指す。
また、Carstayは、本プロジェクトの助成支援を全国各地から募るために、全国の車旅、アウトドア、キャンピングカーなどの関係者や賛同者から合計1,000万円の協力資金の調達を目指し、クラウドファンディングをCAMPFIREにて開始した。https://camp-fire.jp/projects/view/257173
バンシェルターは、最前線で闘う医療関係者を支援する目的で、同社サービス「バンシェア」を軸に、キャンピングカーのレンタル会社や保有者と共に、新型コロナウイルス感染症の早期収束に向けて支援し、再び車旅・バンライフを楽しむことができる社会を取り戻すために発足したプロジェクト
このプロジェクトで医療施設は、キャンピングカーやトレーラーなどを無償で約1カ月間2台~借りることができ、期間終了後は、4月15日から開始したキャンピングカーや車中泊仕様の車に特化したカーシェアサービスを介して有償で継続利用が可能でとなっている。利用終了後の車両の消毒は医療機関が行う。
また、4月10日より、川崎市立井田病院にキャンピングカーおよびトレーラーを無償で貸し出しを開始。既にその他医療機関からも約10件の問い合わせを受けており、現在、導入先となる医療機関を募集し、今後は関東から順次全国へと拡大していくとしている。