株式会社Mobility Technologies（以下、MoT）と、株式会社ゼンリンは、ゼンリンが展開するナビゲーションシステムや自動運転時に使用される地図情報のメンテナンス効率化に向けて、道路情報の自動差分抽出の共同開発を行うことに合意したことを発表した。
ゼンリンは、「現実世界をライブラリー化する」をミッションに掲げ、各種情報を収集・管理し、さまざまな情報を紐付ける空間情報におけるプラットフォームとして、位置情報ソリューションの提供を行っており、また、MoTでは、「移動で人を幸せに。」をミッションに、タクシーをはじめとするモビリティ関連事業を展開し、次世代事業部においては、走行車両から得る映像データを機械学習により自動でデータ化し、新たな価値創出を目指す研究開発を行っている。
両社は、今回それぞれが持つアセットを掛け合わせ、安心・安全で便利な交通社会の実現に求められる高鮮度な地図情報のメンテナンスのために、道路情報の自動差分抽出の共同開発に着手すると述べている。具体的には、MoTでは、日々運行を行うタクシーやトラックに設置されたドライブレコーダーから映像データを取得し、既存の地図情報と実際の道路情報の差分を機械学習により自動で抽出、その変化情報をゼンリンにて活用し、時空間データベースとして逐次メンテナンスを行い、高鮮度な地図情報の提供が可能となると説明している。
