トヨタの自動運転ソフトウェアの先行開発を行うトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社(以下 : TRI-AD)は、複数のパートナーと実証実験を実施し、自動運転に必要な相対精度 : 50cm程度以下の地図生成が可能であることを確認したと発表した。TRI-ADでは、従来コストがかかるため、広範囲での網羅が難しく自動車専用道路に限られていた高精度地図生成に対する効果的な手法を追及していた。今回の実験の成果を経て、さらに精度を向上させるため、今後もパートナー企業との連携を進めていくと述べた。
<実証実験での検証内容>
◆以下の2店とも高精度地図生成に有効であるという結果を得た。
◆上記の実験成果を活用することで、自動運転用地図の更新期間の短縮、エリアの拡大、作成および維持コストの大幅な削減が期待できる。
- 専用の計測車両を使用せずに、衛星や一般車両から得られる画像データなどを元にして、自動運転用の地図情報を生成する
- TRI-ADの自動地図生成プラットフォームであるAutomated Mapping Platform(以下 : AMP)上の車両データのデータ形式を変換し、アルゴリズムを補正することにより、他社のプラットフォームで活用する