FCA、新型「フィアット 500」をミラノで世界初公開

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FCAは、新型「500」をイタリアのミラノで初公開した。また、ジョルジオ・アルマーニ、ブルガリ、カルテルがデザインに参加した3台のワンオフカーも発表された。第3世代となる新型「500」は、WLTPサイクルで最大320kmの航続距離、85kWの急速充電器を標準装備(欧州仕様車の場合)しており、レベル2の自動運転を実現する最初のシティカー、革新的なUConnect 5インフォテインメントシステムを搭載する最初のFCA車となる。

アルマーニが担当したワンオフカー
ブルガリが担当したワンオフカー

 

 

また新型「500」は、3つのドライビングモードを備えており、ドライバーの好みに合わせて、内燃エンジン搭載車にできる限り近づけた設定の“Normal”(ノーマル)、ワンペダルドライブが可能な“Range”(レン)、電力消費量を最適化するモードの“Sherpa”(シェルパ)から選択することが可能となっているほか、新しいプラットフォームでは、全長と全幅が6cm拡大され、ホイールベースも2cm延長されており、ホイールは以前より大径になって、その間隔もあけられている。

 

室内においては、幅広くスレンダーなダッシュボード、かつてシフトレバーがあった左右のフロントシート中央には、モジュラー式の収納スペースが設置され、快適性を向上したほか、ショルダールームやレッグスペースは拡大され、リチウムイオンバッテリーを搭載してもラゲッジコンパートメント容量に影響はなく、先代モデルと同じ容量を維持している。

 

さらに、新型「500」誕生を記念して、限定生産のローンチエディション“La Prima”(ラ・プリマ)を、3月4日から、ウェブサイト(www.fiat.com)のオンライン事前予約システムで注文することが可能となっている。

 

ローンチエディション“La Prima”は、世界唯一の4シーター・コンバーチブルEVで、フルLEDヘッドライト、エコレザーシート、17インチのダイアモンドカット・ホイール、ウィンドウとサイドパネルに設置されるクローム仕上げインサートなどを装備しているほか、ソフトトップにはモノグラム柄が採用され、主要国で販売される車両の場合は、国の名前とシリアルナンバーを併記したバッジも装備する。

 

また、自動緊急ブレーキ、インテリジェント・スピードアシスタント、レーンコントロール、リヤビューカメラ、インテリジェント・アダプティブクルーズコントロール(iACC)、レーンセンタリングなどの最先端のADASシステムを搭載している。

 

さらに、7インチTFTディスプレイ、ラジオ、10.25インチのタッチスクリーンを備えたナビゲーション、デジタルオーディオ放送、ワイヤレス CarPlay/Android Auto、Telematics Boxモジュールなどを採用した新しいUConnect 5インフォテインメントシステムを搭載している。ボディカラーは、ミネラルグレイ(メタリックコート)、オーシャングリーン(パールコート)、セレスティアルブルー(3層コート)の3色が用意されている。

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