神奈川県トヨタディーラー7社、車いす利用乗客の乗降場所に店舗を提供

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神奈川県トヨタディーラー7社はこのほど、神奈川県タクシー協会(伊藤宏会長)と関東自動車無線協会神奈川支部(藤井嘉一郎支部長)と2年前に締結した〝フレンドシップ協定〟に追加事項を盛り込み、神奈川県内のトヨタディーラー新車店舗(243店舗、2020年1月現在)の敷地を、タクシーの車いす利用乗客の乗降場所として提供する。

2月1日より県内のタクシー乗車料金が改定され(一部地域を除く)、近距離利用が値下げになりタクシー利用客の増加が見込まれることから、車いす利用の乗客も利用増が想定される。車いす利用客の乗降については、道路幅員の狭隘な場所や坂道等、道路の状況により安全な乗降が確保できない場合も想定される。そこで安全性・利便性向上の観点から新車店舗内の敷地を提供することを決めた。

県内トヨタディーラー7社と神奈川県タクシー協会、関東自動車無線協会神奈川支部は平成30年6月、災害時に走行中のタクシー乗務員および乗客の緊急避難場所として、県内のトヨタ新車店舗を提供し、通常時は店舗内の化粧室を女性タクシー乗務員に提供する。災害時にタクシー事業者は無線を通じて災害状況や道路状況等の情報提供を行う、といった内容の協定を取り交わしていた。

【神奈川県内のトヨタディーラー7社】
神奈川トヨタ自動車(市川英治社長)、横浜トヨペット(宮原漢二社長)、トヨタカローラ横浜(秋山豊社長)、トヨタカローラ神奈川(横田昇社長)、ネッツトヨタ横浜(小川純一社長)、ネッツトヨタ神奈川(印出和憲社長)、ネッツトヨタ湘南(加藤良一社長)

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