SUBARUと同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は、共同で「東京オートサロン2020」に出展。「新型レヴォーグ プロトタイプSTI Sport」を初公開したほか、BRZ STI SportとWRX S4 STI Sportのカスタムコンセプトや、モータースポーツ参戦車両を展示した。
1月10日に行われた報道関係者向けのプレスカンファレンスでは、新型レヴォーグプロトタイプのプロジェクトゼネラルマネージャーであるSUBARUの五島賢氏が登壇し、新型レヴォーグプロトタイプSTI Sportについて紹介。「東京モーターショーではこの超革新を遂げたレヴォークプロトタイプが、まさにスバルの未来を証明する1台であると発表させていただきました。そして今日この場で発表させていただくのはスバルの走りの未来です。スバルの走りの未来の象徴こそがこのレヴォーグプロトタイプSTI Sportです」と語り、「意のままに操れる自在性と質感高い走りを実現し、乗る人すべてが心から気持ちいいと思えるドライブの楽しさを提供します」とアピールした。
またSTIの辰巳英治氏も登壇し、新型レヴォーグ プロトタイプSTI Sportの走りについて「超革新とという言葉がまさにマッチしている」とコメント。今後のさらなる熟成にも期待している、と語った。
またモータースポーツの参戦体制について、STIの平岡泰雄社長が説明。今シーズンもスーパーGT、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦することを発表した。スーパーGTについて「昨シーズンは重要なシーンでリタイヤを喫すということが何度かありました。今シーズンはその原因を徹底的に追及して対策し、戦闘力を上げてレースに臨むという覚悟で進めています」と説明。「2020年マシンではパワーユニットの信頼性の向上、空力の見直し、シャシー性能の見直し、こういった内容を織り込み、確実にリタイヤせずに勝てるレースは確実にとり、シリーズ優勝を狙う」と、今シーズンに向けての意気込みを表明した。