大手自動車関連サプライヤーのマレリ(MARELLI)は、世界的大企業とスタートアップ企業とを結びつける世界最大のイノベーションプラットフォームであるPlug and Play LLC(以下Plug and Play)と、自動車分野におけるパートナーシップ契約を締結したと発表した。今回のパートナーシップを通じて、マレリは選りすぐられたスタートアップ企業との関係を強化し、未来のモビリティ技術とソリューションに向けたイノベーションを加速していくと述べている。
シリコンバレーに本社を置くPlug and Playは、現在、世界中で25を超える拠点を有しており、同社はスタートアップ企業と起業家の独自のエコシステムを立ち上げ、大手企業がスタートアップ企業と協業・出資などを目的とし、さまざまな業界にわたるオープンイノベーションの一環として期間限定で行われる「アクセラレーションプログラム」を運営している。
マレリは、この「アクセラレーションプログラム」に参加することで、独自の先進モビリティ技術に特化しているスタートアップ企業を厳選しアクセスすることを狙いとして、個別面談やディールフローセッション、ネットワーキングを通じたスタートアップセクターとの関係を強化できるようになると述べている。
マレリのグローバルテクノロジーセンター長・堀亮一氏は、「このパートナーシップはとてもエキサイティングなものです。当社は現在、オートノマスドライビング、コネクテッドシステム、インテリアエクスペリエンス、エレクトリフィケーション、グリーンテクノロジーという複数の技術領域を強化し、将来のモビリティ社会に貢献するソリューションの開発に力を入れています。なかでも”インテリジェントキャビン”は、未来のコネクテッドシステムと快適なインテリアを具現化する重要なソリューションであり、Plug and Playとのパートナーシップによって、当社とシリコンバレーの最先端スタートアップ企業とのコラボレーションを通じた革新的HMI(Human Machine Interface)の実現が可能になります。」とコメントした。