トヨタ車体のラリーチームであるチームランドクルーザー･トヨタオートボデー（以下、TLC）は、2020年1月5日から1月17日まで初のサウジアラビアを舞台に開催される「ダカールラリー2020」の市販車部門に参戦すると発表した。今回は、新たな挑戦としてランドクルーザー200シリーズのオートマチック仕様のラリー車2台で挑み、TLCチーム史上初の7連覇をねらうと述べている。
トヨタ車体は、「もっといいランドクルーザーづくり」を進めるために、ランドクルーザーを鍛える舞台としてダカールラリーを選び、1995年の初参戦から25年以上にわたり、市販車部門にこだわり参戦している。ランドクルーザーは、初代の発売から68年を迎え、今年、シリーズのグローバル 販売累計1,000万台を突破した。ユーザーの多くがオートマチック車を利用していることから、 ダカールラリーへのオートマチック仕様車の投入をめざして、2016年から約3年間モロッコラリーなどでのテストを重ね、課題を改善し今回の参戦につなげた。
今回の参戦体制は、前回大会で優勝を果たし、ランドクルーザーでのラリーに精通しているメンバーを継続投入する。福岡トヨタ自動車の2名のメカニックも、モロッコラリーやシルクウェイラリー参戦を通じて実績を積むことでチームを支えると述べている。また、ラリーに使用する燃料は、近隣地域、小・中・高校をはじめ、TLCの支援企業各社、トヨタ車体従業員などの協力を得て集めた廃食油を利用したバイオディーゼル燃料(BDF)を使用する。
