ダイハツとMS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、だれもが安心してクルマとくらしていける社会の実現へ向け、ユーザーのクルマの維持費の低減、中でもクルマ社会のコストセーブにつながる事故時の修理費の低減について、共同取組みを以前より実施しており、ダイハツは、この取組みを通じて、「高額部品の損傷しない部位への配置」や「簡便廉価な修理方法提供と部品供給」といった改善項目を、新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」第一弾商品である「タント」に反映させた。これにより、予防安全機能の進化とD&R(Damageability:壊れにくさ、Repairability:修理しやすさ)性能改善が図られた結果、あいおいニッセイ同和損保の商品『ドーン!とおまかせ』の対象車と認定され、車両保険料の10%割引適用が決定したと発表した。
『ドーン!とおまかせ』は、各自動車メーカーからの実験評価の申し出に基づき、あいおいニッセイ同和自動車研究所が保有する、あいおいニッセイ同和損保の衝突実験施設において衝突実験を行い、新型車のD&R性能を測定評価することにより、合理的な車両保険料を設定することを目的とした「耐損傷性・修理性割引」のペットネームである。今般、あいおいニッセイ同和損保は『ドーン!とおまかせ』の対象車種に自家用軽四輪乗用車を追加し、タントはその適用第一号車となる。
D&R性能の改善は、修理費の低減や割安な保険料に加え、損傷範囲の縮小に伴う交換部品の削減(=廃棄部品の減少)による省資源化や、自動車修理工場における作業負荷軽減・塗装溶剤等環境負荷物質の排出量低減にも寄与するなど、環境負荷の軽減にも効果を発揮する。ダイハツとあいおいニッセイ同和損保は、上記取組みを継続していくことで、だれもが安心してクルマとくらしてゆける社会の実現へ引き続き貢献していくと述べている。