レクサスは、米国・ロサンゼルスでフラッグシップクーペ「LC500」のコンバーチブルモデルを世界初公開した。なおLC500のコンバーチブルモデルは、2019年11月18日(月)~12月1日(日)に開催されている2019年ロサンゼルスオートショーにも出展される。
今回発表したLC500のコンバーチブルモデルのエクステリでは、オープン時の開放的な造形を実現するとともに、クローズ時ではクーペモデルの持つ伸びやかなルーフラインを表現することで、それぞれの状態で美しいシルエットを追求。LCの優れた空力性能や慣性諸元など、機能美を追求したデザインをコンバーチブルモデルでも実現する。また、ソフトトップルーフと専用のパッケージの採用により、流麗なシルエットとコンバーチブルならではの軽快な印象を与え、リヤまわりでは、トランクの後端を跳ね上げるとともに横幅を広げることで、ダイナミックなサイドビューと後ろから見た際のワイド&ローな造形を演出する。
ソフトトップ格納時においても美しいシルエットを実現するため、トノカバー付きのフォールディング機構を採用。ドアエンドのベルトラインをキックアップさせることにより、キャビンを包み込む適度なタイト感と新しいシルエットなど、LCの特徴を感じさせながら、コンバーチブルとしての個性が際立つデザインとした。さらに、ソフトトップは4層構造とすることで優れた静粛性を実現。材質や質感を吟味し、シワの寄らない最適な張り具合にこだわることでクーペのような美しいルーフラインを目指した。
インテリアではルーフを開けた際の車外からの見え方にこだわり、シート表皮やトノカバーなどもエクステリアの要素として捉え細部まで作りこむとともに、ルーフは走行時も50km/h以下であれば開閉することが可能です。開閉作動中はメーター内のアニメーション表示により、作動状況が一目でわかるようになっている。
コンバーチブルだからこそ味わえる自然との一体感や爽快なドライビング体験を提供するため、レクサスの「すっきりと奥深い走り」をコンバーチブルでも追求。ボディ全体の構造やブレースの最適な配置・形状を徹底的に作りこみ、ドライバーの意図に忠実な運動性能を実現した。加えてレクサスのDNAである優れた静粛性を追求した上で、V8エンジンが生み出す伸び感のあるリニアな加速や官能的なサウンドを提供。さらに、季節を問わずオープンドライブを楽しむため、風の流れをコントロールするウィンドディフレクターや、ネックヒーターを採用し、快適な室内空間と心地よい刺激の両立する。
なお、LC500コンバーチブルモデルの日本での発売は、2020年夏頃を予定している。