南町田グランベリーパーク開業、レクサス初のポップアップ店舗や大手キャンピングカービルダーが出店

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(施設・駅写真提供:町田市・東急株式会社)

駅・商業施設・公園が一体になった南町田グランベリーパーク開業

官民連携の新たなまちづくりプロジェクトとして誕生した「南町田グランベリーパーク」(東京都町田市)が11月13日にグランドオープンを迎えた。22ヘクタール(東京ドーム約4.7個分)という広大な敷地に、駅、商業施設、ミュージアム、公園がシームレスにつながり、一体となった新しいパークライフの拠点となっている。

施設と直結する南町田グランベリーパーク駅

同パークを構成するひとつが、アウトレット100店を含む約250店が出店する商業施設「グランベリーパーク」だ。同施設は6つのパビリオンで構成されており、そのひとつ「セントラルコート」にはレクサス初のポップアップ店舗「レクサス町田グランベリーパーク」が期間限定でオープン。さらに、キャンピングカーの製造・販売を手がける大手コーチビルダー「トイファクトリー」が、目の前に広がる公園と親和性の高いモノ・コトが集まる「ヒルサイドヴィラ」に出店。オープン初日から多くの来店客で賑わいを見せた。

公園とシームレスにつながるパークプラザ

 

レクサス町田グランベリーパーク

東急田園都市線「南町田グリーンパーク駅」の駅舎を出て、ウェルカムプラザを抜けた真正面にトヨタモビリティ東京(片山守社長)が運営する「レクサス町田グランベリーパーク」がオープンした。

気軽にレクサスに触れられる店舗外観

ショールーム内は、さながらミニブランド体験型施設のようで、地域のニーズに合わせた展示車1台の他、大型ディスプレーでレクサス13車種全ての内外装やエンジン音を再現できる「バーチャルショールム」の設置、全国レクサスで唯一、同店限定の商品を含む生活雑貨やアパレル等のコレクションを展示販売している。

ショールーム/レクサスコレクションから同店限定の商品も販売

「この新店舗は、2020年4月上旬まで、期間を限定したレクサス初のポップアップ店舗」と語るのは、トヨタモビリティ東京・レクサス企画部兼レクサスエリア支援部の宮嶋雅史専任部長。同社は現在、東京でのレクサスオーナー倍増計画を企業戦略として掲げており、その一環として、ファミリーや若年層を中心に多くの人達が集う商業施設に出店。「これまでレクサスブランドに接点がなかったお客様に、レクサスを知っていただき、触れていただくことが目的」と宮嶋専任部長。入店しやすさもあり、オープン初日は多くの来店客が訪れていた。

店舗入り口からは、同社が運営する「レクサス町田」の店舗が見える。「試乗のご要望があれば、レクサス町田にもご案内できる」と話す。

写真右端が新店舗、左の高架橋先に見えるレクサス町田までは歩いて数分の距離

今後は、グランベリーパークのテーマ“体験型施設”らしいイベント等を行っていくという。まずは11月23・24日に、レーシングスーツを着てモータースポーツ界ではおなじみのマスコットキャラクターくま吉と記念撮影ができる子供向けのイベントが開催される。

 

トイファクトリー東京

グランベリーパークには、オートキャンプやアウトドアアパレル用品を販売する「モンベル」や「スノーピーク」の直営店舗等、アウトドア・ライフスタイルの魅力を発信する店舗が集っている。その一角に、キャンピングカーのコーチビルダー、トイファクトリー(藤井昭文代表)が同社4店舗目の正規店「トイファクトリー東京」をオープンさせた。

トイファクトリー東京。手前にはレンタル自転車が置いてある

新店舗はアンテナショップがコンセプト。車両販売は行わず、キャンピングカーの認知向上や新しい遊び、トレンドを発信していく他、「ミニベロ」と呼ばれる小径タイヤ自転車やE-BIKEコーナーを新設し、「4輪(クルマ)と2輪(自転車)を一緒に楽しもう」という“6 WHEELS TRAVELER”の提案を行っている。店舗面積は約315㎡(95・32坪)、売り場面積は約292㎡(88・42坪)、建屋は高い天井と奥行きある開放的な空間が特徴だ。

大御所ブランドはほぼ揃うミニベロ展示

店舗入り口付近には、豊富なミニベロのラインアップに加え、キャンピングカーに初めて触れる人たちに向けた、ベッドマットキット等を装着した「101テントカー」を展示。店舗奥には、本格的なキャンピングカー「GT」や、車中泊モデル「グリーンバディ」が、すぐにでもクルマ旅に出かけられるような用具類を乗せた状態で展示されている。

トヨタ・ハイエースをベースにしたキャンピングカー展示/バンコン(バンコンバージョン)GTの車室内

この新店舗は、トイファクトリー湘南とクルマで約30分の近距離。藤井代表は「アンテナショップを通してクルマ+自転車の楽しさを知ってもらい、クルマに関心をお持ちのお客様は湘南店と連携して、ご案内していくこともできる」と話す。

また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、レンタルキャンピングカーを使ったパーク内の車中泊プラン等も現在、東急や町田市と連携して構想中という。「食事のできる商業施設やクラブハウスもあり、駅が直結しているので競技の観戦で都心に出るのも便利。官民連携の新しいモデルプランとして実現すれば、全国にも広がるのでは」と期待感を持って話す。今後もトイファクトリー東京発、キャンピングカーを活用した新構想にも注目していきたい。

 

▶ 関連リンク

南町田グランベリーパーク
https://gbp.minamimachida-grandberrypark.com/

トヨタモビリティ東京
https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp

トイファクトリー
https://toy-factory.jp/

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