トヨタモビリティ東京(片山守社長)は11月13日、融合後初のレクサス新設店舗であるレクサス浜田山の営業を開始した。
同社で19店舗目(レクサス新車)となる新店舗は、井の頭通り上り車線、西永福交差点の約300m手前にあり、約60mの広い間口を活かし、広いガラス面を持つことで日中だけでなく日没後も美しい存在感を際立たせる。
特徴は、オーナーズラウンジを含めた顧客向けスペースが、都内レクサス店舗で最大級の広さを持つこと。オーナーズラウンジも約180㎡と、都内最大級の広さを持ち〝ライフスタイル〟と〝和モダン〟という異なるデザインテイストを持つ、二つの空間が用意された。
また、ジュネーブモーターショーでUX発表に使用された〝テンションファブリック〟が、新店舗のアイキャッチになる。テンションファブリックには、メッセージの発信だけでなくクルマの周囲を遮る幕もついており、この場での新型車の〝アンベール〟も可能になった。
バックヤードには都内レクサス店舗では初めて、太陽光パネルとプリウスの廃バッテリーを再利用した蓄電池を設置。災害時の電源や照明確保を可能にした。
また、災害時には、帰宅困難者受け入れを地元杉並区と協定。100名×3日分の食糧、全国レクサス店初の貯水機能付給水管〝マルチアクア〟を導入。店舗の一部に壁面緑化を採用し、壁面温度上昇防止と景観の調和を図った。
7日に行われて竣工式で片山社長は「当社はレクサス東京オーナー倍増計画を掲げており、参入が遅れていた23区西部エリアへの第1弾がこの店舗。一気呵成にシェア奪還に転じたい」と語った。現在9%のエリア内レクサスシェアを2023年度には14%、計画最終年度の25年度には20%を目指す。
同社レクサス本部長・井上博巳取締役は「競合ブランドがひしめく浜田山でしっかりと輸入車ユーザーを取り込み、新しい店舗オペレーションを発信し、地域から愛される店舗になること」と、新店舗の取り組みを説明した。
【店舗概要】
所在地=東京都杉並区浜田山4-5-8▽構造=鉄骨造2階建▽敷地面積=2693・89㎡▽延床面積=2984・16㎡▽サービス工場=3ライン+検査ライン▽駐車台数=56台(うち来客用7台)▽スタッフ数=中野進一ゼネラルマネージャー以下19名