横浜ゴムの米国販売子会社Yokohama Tire Corporation(ヨコハマタイヤコーポレーション=YTC)は、ネバダ州ラスベガスで11月5日から8日まで開催された、世界最大規模の自動車用品ショー「2019 SEMA Show」に出展し、同ショー内で行われた「New Products Award」においてタイヤ関連部門における3つの賞を独占した。
横浜ゴムは、中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」のタイヤ消費財戦略に基づき、新商品投入を積極的に進めており、北米においても今年は9商品を新発売した。合わせて、11年ぶりに「SEMA Show」に出展するなど北米市場でのプレゼンス向上を強化している。「SEMA Show」ではグローバル・フラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」やSUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」などを出展した。
最も優れた商品が表彰される「Best New Tire Winner」を受賞したのはオフロード感を高めた新カテゴリーのSUV・ピックアップトラック向けタイヤ「GEOLANDAR X-AT(ジオランダー・エックスエーティー)」で、次いで優秀な2商品が表彰される「Runner-up Awards」に選ばれたのは、ハイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けハイウェイテレーンタイヤ「GEOLANDAR X-CV(ジオランダー・エックスシーブイ)」およびウルトラハイパフォーマンスサマータイヤ「ADVAN APEX V601(アドバン・アペックス・ブイロクマルイチ)」である。
「GEOLANDAR X-AT」は、オフロード感溢れるアグレッシブな外観と優れたオフロード性能に加え、オンロードでの快適性や環境性能を両立している。「GEOLANDAR X-CV」は安全性、快適性、経済性を備えながら、急な降雪にも対応する「M+S(マッド&スノー)」規格を獲得するとともに、全サイズで最高速度270km/hに対応するスピードレンジ「W」を実現している。「ADVAN APEX V601」は北米専用に開発した商品で、横浜ゴムの歴史的ヒット商品である「YOKOHAMA A008(ヨコハマ・エイ・ゼロゼロハチ)」のトレッドパターンを彷彿とさせる非対称パターンに最新のハイパフォーマンスタイヤテクノロジーを投入している。
受賞にあたり、YTCのAndrew Briggs(アンドリュー・ブリッグス)マーケティング&商品戦略担当本部長は、「権威あるSEMA New Products Award受賞は非常に大きな成果です。加えて3つの賞を全て獲得するということは前例の無いことであり、私達が新商品開発で目覚しい進歩を遂げて来たことの証明です」とコメントした。