三菱自動車は、11月12日に、アセアン諸国で好評を得ているMPV「『エクスパンダー」のシリーズ追加モデルとなる、新型「エクスパンダー クロス」をインドネシアで発表し、11月13日より販売を開始する。
【最新の「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを採用したエクステリア】
フロントデザインには、ダイナミズムと力強さをバランスさせた、最新の「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを採用ており、また、SUVらしい堅牢さを際立たせるため、バンパー下部には専用スキッドプレートを装着している。リヤウインドウの下にグロスブラックのテールゲートフィニッシャーを配置しており、バンパー下部にはフロントデザインと同調する大型スキッドプレートを組み合わせ、SUVらしいタフなイメージを引き立てている。ボディサイドには、ブラックのホイールアーチモールディングを追加したことで、50mm広くなった全幅と、この前後モールディングを繋ぐようにドア下部へ追加したブラックのドアガーニッシュにより、SUV らしい堅牢性を演出している。
さらに、大径 17 インチタイヤと新デザインのアルミホイールを採用し、高められた車高と相まって、より SUV らしさを強調している。さらに、ルーフキャリアの装着を容易にするシルバーのルーフレールを追加した。 LED ヘッドライトやポジショニングランプの位置を変更し高い視認性を確保したほか、バンパーに組み込まれた大きなLED フォグランプは、跳ね石や浸水からのダメージを極力受けないように配置している。
ボティカラーは、グラファイトグレーメタリックと、「エクスパンダー クロス」専用色となる人目を引くサンライズオレンジメタリックという2 つの新色を追加した。インテリアカラーはブラックとブラウンを組み合わせたコンビネーションカラーとし、ブラウン基調のダッシュパネルにはシルバーメッシュ柄の加飾をあしらっている。
【静粛性・燃料効率・静粛性を向上させた4A91型 1.5L ガソリンエンジンを搭載】
パワートレインには、「エクスパンダー」と同様の4A91型 1.5L ガソリンエンジンを搭載し、トランスミッションには4 速 AT と 5 速 MT を組み合わせている。このエンジンは既存の4A9 シリーズを強化したもので、静粛性と燃料効率が向上しているほか、エンジンだけでなく、高性能の吸音材と防振材を使用することにより、高い静粛性を実現している。
また、ベースモデルの「エクスパンダー」に比べ20mm車高を高め、クラストップの最低地上高となる225mmを確保したことで荒れた道路や浸水した道路での走破性を高めたほか、ドライバーの視認性を向上させている。
【日本の「おもてなし」の考え方に基づき、ど室内空間の快適性に細部にまでこだわった設計】
クラストップレベルの広々とした室内空間を持ち、快適な7 人乗りと、乗客が簡単に出入りできる室内レイアウトを実現している。また、日本の「おもてなし」の考え方に基づき、ファミリーユースも視野に入れ、各列に配置したUSB 端子など室内空間の快適性に細部にまでこだわった設計を施している。
乗降性に優れたパッケージングを採用し、3 人でも快適に座ることができる2列目シートは、タンブル機構の搭載により3列目シートへのアクセスを容易にしている。 2 列目(60:40分割)および3 列目(50:50分割)のシートバックは、荷物の大きさや形に合わせて使えるよう、簡単な操作で折りたためるようになっており、大きな荷物を積む場合には、2 列目と3 列目のシートを折りたたみ、段差や隙間のないフラットかつ広大な積載スペースを作ることが可能となっている。
ほかにも、チルトとテレスコピックの調整が可能なステアリングホイール、クルーズコントロール、用途にあわせてヘッドライト/ポジションランプの点灯・自動オフなどをプログラムできるカミングホームライト/ウェルカムライト機能、ヘッドライトオートカット、コンフォートフラッシャー 、ハイコントラストメーター、クラストップの高効率エアコンディショナーなどを装備している。
三菱自動車の加藤CEOは、「『エクスパンダー クロス』のローンチにあわせ、インドネシアからの輸出台数増に対応できるよう生産能力を拡大しております。これにより、インドネシアの経済発展にも貢献していきたいと考えています」とコメントした。