BMW、初のコンパクト4ドアクーペ「2シリーズ グラン クーペ」を発売

新車情報

ビー・エム・ダブリューは、プレミアム・コンパクト・セグメントにおけるBMW初の4ドア・クーペとなる新型「2シリーズ グラン クーペ」を新たにラインアップし、全国のBMW正規ディーラーにて10月31日より受注を開始した。2020年4月以降に納車を開始する予定となっている。

なお、新型「2シリーズ グラン クーペ」発表を記念し、11月2日、3日、4日の3日間、BMW GROUP Tokyo Bay(東京都江東区青海)にて車両の特別先行展示を実施する。

 

 

BMWの4ドア・クーペは、2012年に「6シリーズ グラン クーペ」が初めて発売された後、「4シリーズ」、「8シリーズ」と各セグメントに拡大した。今回の新型「2シリーズ グラン クーペ」の導入により、全てのセグメントにおける幅広い4ドア・クーペのラインアップが完成する。

 

ビー・エムダブリューは、新型「2シリーズ グラン クーペ」について、多様化し個人の価値観がより尊重される現代社会において「スタイルに拘りながらも、都会にフィットするサイズであり、さらに利便性が高い4ドアで、かつ、洗練されている」というような、何にも妥協しない現代社会の大人に向けた新たな選択肢として、日本市場に導入すると述べている。

 

【機械式駐車場にも入るコンパクトなボディ・サイズ】

新型「2シリーズ グラン クーペ」は、全長4,526mm、全幅1,800 mm、全高1,420mmという機械式駐車場にも入るコンパクトなボディ・サイズに、クーペ・モデルらしい滑らかなルーフ・ラインを備えている。BMWを象徴するキドニー・グリルは、BMWクーペ・モデルの特徴であるワイドに伸びた幅広のデザインを採用すると共に、縦に格子状に配置されているキドニー・バーには、シルバーに黒のアクセント・ラインが細長く刻まれた、BMW初のデザインが採用され、先進的かつ立体的な印象を与えている。リアには、BMW最新のデザイン・コンセプトを採用したL字型テール・ライトを装備している。

 

 

【4ドア化と前輪駆動の採用で広い室内空間を確保】

室内空間には、6色に変更可能なライトが採用されたインテリア・トリムや、オプションで10.25インチのフル・デジタル・メーター・パネル、10.25インチのコントロール・ディスプレイを装備しているほか、4ドア化と前輪駆動の採用によって、余裕ある室内空間を実現し、ボディ・サイズの近い「2シリーズ クーペ」比で約33mm後席の足元部分が拡大すると共に、ラゲッジ・ルームも約40L拡大した最大430Lを確保し、高い利便性を確保している。

 

 

また、新型「2シリーズ グラン クーペ」は、余裕ある室内空間を実現するため前輪駆動(FF)を採用すると同時に、新型「1シリーズ」で日本初導入されたARB(タイヤスリップ・コントロール・システム)を搭載している。ARBは、エンジン・コントロール・ユニットで直接スリップ状況を感知し、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)を経由することなく、以前より約3倍の速さでその信号を直接エンジンに伝達する機能であり、その他、車両に搭載された先進技術と連動し前輪駆動車特有の、コーナリング時に車両が外側に膨らんでしまう現象(アンダー・ステア)などを大幅に抑制する。

 

【ドライビング・アシストなど多彩な運転支援機能を装備】

運転支援機能としては、レーン・チェンジ・ウォーニング、後部衝突警告機能、クロス・トラフィック・ウォーニング(リア)、アクティブPDC、スピード・リミット情報表示機能などを備えたドライビング・アシストを標準装備しているほか、時速35km以下の走行時、直近に前進した50mの軌跡を記憶し、後退する際にその軌跡通りにステアリング操作を自動で行う「リバース・アシスト」を備えたパーキング・アシストを全車に標準装備している。オプションのナビゲーション・パッケージを選択すれば、会話のみで車両の操作や、情報へのアクセスが可能となるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントが装備され、高い機能性を備えている。

 

【高い走行性能と機能性を備えた新型「M235i xDriveグラン クーペ」】

新型「M235i xDriveグラン クーペ」は、最高出力306PS(225kW)/5,000-6,250 rpm、最大トルク450Nm/1,750-4,500rpmを発揮する2.0L直列4気筒エンジンを搭載し、BMWのインテリジェント4輪駆動システムBMW xDriveを採用している。さらに、新開発の機械式トルセン・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを標準装備し、よりスポーティかつ俊敏な走りを実現する。デザイン面でも、メッシュ・デザインのキドニー・グリルや、専用の台形型デュアル・エキゾースト・テールパイプを採用すると共に、キドニー・グリルやエア・インテーク・トリム、ミラー・キャップ等はセリウム・グレーに統一することで、よりアグレッシブな外観となっている。さらに、AI技術を活用し、音声で車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントが標準装備となるなど、高い機能性を備えている。

 

【AI技術で音声での車両操作などが可能となったBMW Intelligent Personal Assistantを採用】

BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI技術を活用することで、音声で車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW最新の機能である。今までの音声入力と異なり、より自然な会話で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にするほか、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。そして、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能で、例えば、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを起動する際、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、「(例)2シリーズ」と、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来る。

 

また、新型「2シリーズ グラン クーペ」には、BMWコネクテッド・ドライブを標準装備している。BMWコネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をITネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」、「カーライフを進化させる革新の利便性」、「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービスとして2013年に輸入車として初めて導入された。さらに、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供してきた。さらに、2018年8月には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「BMW Connected」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとなっている。

 

なお、2016年よりBMW全モデルに、3年間の無償メインテナンス、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」を提供している。

 

<価格(消費税込)>

369万円~665万円

 

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