レクサスは、LCに特別仕様車“PATINA Elegance”、ISに特別仕様車“I Blue”を設定し、全国のレクサス店を通じて10月1日に発売する。
特別仕様車「LC」と「IS」は、『CRAFTED』という思想にもとづいて開発された。レクサスは、『CRAFTED』について、豊かな自然と歴史の中で培われた日本の美意識や、カスタマーが言葉にせずとも求める“曖昧なもの”を察する感性で、その人に思いを巡らせ、匠の技から最先端のテクノロジーまで、ありとあらゆる手段を駆使することで心を深く揺さぶる新しい体験を生み出していきたい、という思いを言語化したものであると説明している。これは、レクサスの開発から、生産・販売に至るまで世界各国のあらゆる現場に根付いているとしている。
【「LC」の特別仕様車“PATINA Elegance” 詳細】
「LC」の特別仕様車“PATINA Elegance”は、LC500h/LC500をベースとして、レクサスが独自に開発した二律双生である「柔らかさ」と「耐久性」の両立を実現させたL-ANILINE本革シートと、柔らかい手触りのプレミアムレザーを使用した本革ステアリングを採用した。L-ANILINEは、柔らかさと自然な風合いを活かしつつ耐久性を併せ持った、レクサスの最高級本革で、最高位の原皮だけを厳選し、長時間にわたる柔軟化工程と、独自の工夫や技術により薄い塗膜を目指したカラーコートで柔らかさを実現し、体を包み込む座り心地と、走行中のフィット感を向上した。
外板色には、特別仕様車専用設定のテレーンカーキマイカメタリックをはじめ、ソニックチタニウム、グラファイトブラックガラスフレークの3色を設定した。また、内装色には、特別仕様車専用内装色パティーナブラウンと、ドアトリムやL-ANILINE本革シート、シートベルトに配した華やかなブラウンのコンビネーションカラーを採用。また、ステッチの色は明度の異なるライトブラウンとダークブラウンの2色を活用している。さらに、レーザーエッチングで金属加工し、L字が重なったモチーフが美しく浮かび上がるスカッフプレートなどを特別装備している。
ほかにも、フロント245/40RF21+リヤ275/35RF21ランフラットタイヤ&鍛造アルミホイール(ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装)、カラーヘッドアップディスプレイ、アルカンターラルーフ/サンバイザー/ピラー・ルーフサイドガーニッシュ/パッケージトレイ、アルカンターラ メーターフードなどを特別装備している。
価格(消費税10%込):LC500h 特別仕様車“PATINA Elegance”/1,450万円、LC500 特別仕様車“PATINA Elegance”/1,400万円
【「IS」の特別仕様車“I Blue” 詳細】
ISの特別仕様車“I Blue”は、IS350/IS300h/IS300 “F SPORT”をベースに、唯一無二の個性を表現するために、職人が一つずつ本杢を藍色に仕上げた藍本杢ステアリングホイールを採用し、さらに、内装色は、藍・ブラック・グレーの専用のコーディネートで独自性を際立たせた。今回採用された藍色は、100種類以上ある色域の中から日本で愛されてきた「搗色(かちいろ)」をモチーフに色づくりがおこなわれた。
レクサスの色づくりは、自然界に存在する美しい色からのインスピレーションを大切にしており、これまで、モルフォ蝶の鮮やかな羽の色を再現した「Structural Blue」や、職人によって手作りされた「墨本杢」によって、レクサス独自の世界観を表現してきた。今回は、日本の伝統色「藍」の繊細な色味と自然素材のウォールナットを掛け合わせることで、唯一無二の上質な藍本杢ステアリングホイールが生み出された。開発には、120年を超える歴史を持つ木工加工と塗装の技術が活かされており、本杢の表面は、職人の手作業による研磨で本革と変わらない滑らかな質感に磨き上げ、藍塗装では、塗膜を可能な限り薄くすることで、極薄のアルミ層がベースのブラック層を効果的に透過。室内の影の中では黒く見えながら、太陽光を受けるとメタリックのように鮮やかな藍色を出現させる。この塗装はすべての工程を専門職人の手吹きで行い、自然素材が持つ本物の質感を表現している。
価格(消費税10%込):IS350 特別仕様車“I Blue”/655万7000円、IS300h 特別仕様車“I Blue”/590万1000円~636万5000円、IS300 特別仕様車“I Blue”/541万6000円