9月22日、スポーツランドSUGOで行われたスーパーGT第7戦「SUGO GT 300km RACE」は、No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/フレデリック・マコヴィッキ組)が優勝した。
今シーズンは雨のレースが多かったが、今回の第7戦も決勝レースのスタート直前から雨が降り出し、難コンディションでの戦いとなった。
グリッドに着いた時には雨脚が弱かったことから、PPのNSX-GT 17号車をはじめ数台はスリックのままスタートしたが、この選択は全くのミス。直後に下位に沈んでしまった。
代わってトップに立ったのは予選2番手のNSX-GT 1号車。2位にはLC500 37号車が続く。そして好スタートを見せたのが7番手スタートのGT-R 3号車で、3位まで一気に浮上し、序盤を周回した。
中盤に入ると1号車のペースが鈍り、37号車がトップを奪取。が3号車のペースはこれを上回り、54周目にはこれを逆転し、トップに立った。
終盤に入っても3号車の走りは安定しており、後続との差が開いたこともあってマイペースで周回。最後まで危なげない走りを続け、今季初優勝を飾った。
・GT300クラス
GT500クラス同様、スタート時はスリック組とウェットタイヤ組に分かれたが、PPのBRZ 61号車をはじめスリック組は早々に上位争いから脱落。代わって2番手スタートのNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺組)がトップに立った。
レース後半にはAMG 4号車が猛追で2番手に浮上し、トップを逃げる3号車との差を詰める。が、3号車はこのプレッシャーにも動ぜず、トップを堅守。その後もミスのない走りを続け、最後は独走でチェッカーとなった。
(PHOTO=Sutton Photographic)