国交省、トラック輸送の省人化のため「ダブル連結トラック」の対象路線を東北から九州まで拡充

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国土交通省では、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」の導入を、「生産性革命プロジェクト」に位置づけ、平成31年1月に、特殊車両通行の許可基準を緩和し、新東名を中心に本格導入をスタートした。物流事業者のニーズ等を踏まえ、8月8日より、主な通行経路となる区間を東北から九州まで拡充することを発表した。

 

今回の拡充は、物流事業者のニーズを踏まえ、道路構造、休憩箇所について物流事業者の詳細計画をもとに確認、検討を実施し、主な通行経路となる区間は、以下のとおりとなる。

 

<これまでの主な通行経路となる区間>

  • 新党名区間(海老名JCT~豊田東JCT)

<今回拡充する主な区間>

  • 東北自動車道(久喜白岡JCT~北上江釣子IC)
  • 圏央道(海老名南JCT~久喜白岡JCT)
  • 東名高速道路(海老名JCT~小牧IC)
  • 伊勢湾岸自動車道(田東JCT~四日市JCT)
  • 名神高速道路(小牧IC~吹田JCT)
  • 新名神高速道路(四日市JCT~神戸JCT)
  • 東名阪自動車道(四日市JCT~亀山JCT)
  • 中国自動車道(吹田JCT~神戸JCT、山口JCT~下関IC)
  • 山陰自動車道(神戸JCT~廿日市JCT、大竹JCT~山口JCT)
  • 広島岩国道路(廿日市JCT~大竹JCT)
  • 広島自動車道(広島西風新都IC~広島JCT)
  • 関門橋(下関IC~門司IC)
  • 九州自動車道(門司IC~太宰府IC)

 

今後の取組みとしては、高速道路SA・PAでのダブル連結トラック優先駐車ますを順次整備し、さらに、引き続き、運行状況や物流事業者のニーズを踏まえて、対象路線について検討していく。

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