アストンマーティン ミッドエンジン・ハイパーカー「VALHALLA」日本公開

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アストンマーティンは7月22日、都内青山の「アストンマーティン青山ハウス」において、特別なモデルに与えられる〝V〟ネームを継承した新型ハイパーカー「VALHALLA」(ヴァルハラ)を国内初披露した。

レッドブル・アドバンスド・テクノロジーと共同開発されたこのモデルは、公道走行が可能なウルトラカー「VALKYRIE」(ヴァルキリー)、サーキット専用モデル「ヴァルキリー AMR PRO」に次ぐ、同社第三のミッドエンジン・ハイパーカー。その名称は、北欧神話における「戦士の楽園」を意味するヴァルハラから名付けられた。

ヴァルハラの際立った特徴のひとつは、最高のエイアロダイナミクスを実現するヴァルキリー譲りのスタイリングだ。ヴァルハラは、軽量なカーボンファイバー構造をベースに、次世代航空機のモーフィングテクノロジー(翼全体を滑らかに変化させながら飛行する技術)を応用して開発。このテクノロジーによって、驚異的なレベルのダウンフォースを発生させ、ハイパフォーマンスや効率の向上、風切り音の少ないシームレスなデザインを実現した。

パワートレーンは、ミッドに搭載されたハイブリッドターボV6エンジンと、F1からフィードバックされた8速デュアルクラッチ・トランスミッションを採用。このユニットに、同社サーキットモデル「VULCAN」に初採用された、わずか90秒以内にオイル交換ができるネクセル・シーリングオイルシステムを装着。交換したオイルはその後精製され再利用もできる画期的だ。

ヴァルハラは、ヴァルキリーよりも公道走行に適したパッケージングが採用されている。その特徴が最も現れているのがコックピットの大きさで、ヴァルハラは利便性と快適性を向上させるデザインコンセプトが採用された。コクピット自体は、視覚的な複雑さを排除し、人間工学に基づいた運転に集中できるデザインを採用。インフォテインメントシステムも、シンプルさと柔軟性を優先し、ユーザーのスマートフォンを利用するシステムが採用された。

そして最後に、デリバリーの時期は現在、2021年後半からとアナウンスされている。選ばれたハイエンドに向けて、500台のみ限定生産される予定だ。

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