アウディは、RS誕生25周年を記念して、ネッカーズルムのアウディ フォーラムで2019年7月12日から展示会を開催している。この展示会では、おなじみの量産車に加えて、希少なモデルを含めた合計14台のRSが飾られ、中でも注目なのは、2011年にニュルブルクリンク用に製作されたファクトリー仕様のAudi TT RSレーシングバージョン、2013年に年間タイトルを獲得したRS 5 DTM、そして市販には至らなかったAudi RS 8プロトタイプである。さらに、ブラジル人ポップアーティストのロメロ ブリットによって特別なグラフィックが施されたRS 4 Sedanも展示されている。
25年前の1994年に、最初のアウディRSモデル、「Audi RS 2 Avant」が市場に導入され、モータースポーツとの深い関係性とそのエクスクルーシブなキャラクターにより、アウディのRSモデルは常に人々を魅了してきた。Audi Sport GmbH(かつてのquattro GmbH)は、これまでに25のRSモデルを発表し、2019年だけで6つの革新的モデルを発表、そのうちの2つは完全なニューモデルである。
アウディは、RSモデル誕生からの四半世紀の中で、特に節目となったモデルは、「Audi RS 2 Avant」(1994年)、「Audi RS 4 Avant」(1999年)、「RS 4」(2005年)、「RS 6 Avant」(2008年)、「RS 3 Sportback」(2011年)の5つのモデルを挙げている。
アウディにとって、「RS」という2文字は、最高のパフォーマンスと完全性を追求するAudi Sportの哲学と同義語となっている。Audi Sport GmbHマネージングディレクターのオリバー ホフマン氏は、「すべてのRSモデルは、類まれなハイパフォーマンスカーを開発するという私たちの情熱を表現しています。25年間、RSモデルは、日常生活にエモーショナルな感動と至高のドライビングプレジャーを提供する最高のパートナーとして、ユーザーに愛されてきました」と述べている。