マツダは、軽商用車「スクラムバン」ならびに軽乗用車「スクラムワゴン」を一部改良し、全国のマツダ販売店を通じて発売した。今回の改良では、先進の予防安全技術の拡充による安全性と、室内の使い勝手を向上させた。
安全性能については、スクラムバン「PAスペシャル」「PCスペシャル」「BUSTER」機種とスクラムワゴン全車に、マツダの軽自動車で初となる夜間歩行者検知機能を備えた「デュアルカメラブレーキサポート(以下「DCBS」)」および超音波センサーによる「後退時ブレーキサポート」などを新たに設定、さらに、誤発進抑制機能(前進+後退時)、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、リアパーキングセンサー、ハイビームアシストを、スクラムバン・ワゴンとして初設定し、安全性を向上した。経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「安全運転サポート車」の「サポカーS・ワイド」に該当する。
室内の使い勝手においては、スクラムバンでは、前席上部にある「オーバーヘッドシェルフ」を全車標準化したほか、「PA」「PAスペシャル」機種の「ユーティリティナット」を12個に増設、「PAスペシャル」「PCスペシャル」「BUSTER」機種で「オートライト」機能をDCBSとの組み合せで追加し夜間走行の安全性を向上させた。また、スクラムワゴン「PZ TURBO(PZターボ)」機種では、全高1,910㎜のハイルーフ仕様に変更したほか、全機種でオーディオガーニッシュを従来の180㎜から200㎜ワイドに変更した。
価格(消費税込):「スクラムバン」95万400円~140万1840円、「スクラムワゴン」149万400円~183万6000円