国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)は5月30日、自動車の安全性能を比較評価する平成30年度自動車アセスメント(JNCAP)の結果を公表した。衝突安全性能評価はスバル・フォレスターとトヨタ・クラウン、予防安全性能評価はトヨタ・アルファード/ヴェルファイアがそれぞれ大賞を獲得した。
この自動車アセスメントは、国土交通省がNASVAの協力のもと、自動車とチャイルドシートの安全性能評価を公表し、ユーザーが安全性の高い自動車を選択しやすくすることを目的に、平成7年から開始された。
衝突安全性能評価(100点満点)は自動車の総合的な衝突安全性能を評価するもので、乗員保護性能評価、歩行者保護性能評価、シートベルトの装着時警報装置の3項目の評価スコアを基に、5段階の総合評価を実施。今回は乗用車8車種、軽自動車3車種の計11車種の評価を実施し、8車種が最高評価のJNCAPファイブスターを獲得。中でも、フォレスター、クラウンがともに96・5点で衝突安全性能評価大賞を受賞する結果となった。
予防安全性能評価(126点満点)は被害軽減ブレーキ、車線逸脱抑制、後方視界情報、高機能前照灯、踏み間違い加速抑制での評価スコアを基に3段階の総合評価を実施。今回は乗用車17車種、軽自動車4車種の計 21車種の評価が行われ、アルファード/ヴェルファイアが満点となる126点を獲得し、予防安全性能評価大賞を受賞した。このほか、15車種が最高評価の「ASV+++」を獲得した。
【自動車アセスメント2018年度 詳細】