ウエインズグループの3社(横浜トヨペット、トヨタカローラ神奈川、ネッツトヨタ神奈川)は5月9日、国土交通省関東運輸局から依頼を受けて「福祉車両・車いす体験」講習会を横浜第2合同庁舎で実施した。
初開催となる同講習会には、関東運輸局の8支局から32名が参加。関東運輸局は、小学生などを対象としたバリアフリー体験教室を開催しており、今回の体験を通じて職員がより福祉に対する専門的な知識を深めることを狙いとしている。
同講習会では、車いすの自走体験や介助方法、白杖体験、福祉車両の乗降体験が実施された。中でも、福祉車両の乗降体験では、車いす仕様車のスロープタイプ、リフトタイプをはじめ、助手席リフトアップシート車、サイドリフトアップチルトシート車が用意された。
(車いすの介助者体験と白杖体験)
横浜トヨペット トヨタハートフルプラザ横浜スタッフの長田茂治氏は、福祉車両を説明する上での注意点として「リフトタイプやサイドリフトアップチルトシート車等、機能を体験する時は、車のエンジンが常にかかっている状態。子供たちに説明する場合は、運転席やマフラーには決して近づかないように最初に説明することが大切」と話し、頷きながらメモを取る職員の姿が目立っていた。