日立オートモティブシステムズは、同社のEV向けインバーターが、今年3月に欧州で販売開始となったアウディ初の量産電気自動車「Audi e-tron」に採用されたと発表した。
今回、アウディが採用したインバーターは、EV 専用に開発、設計されたもので、高出力密度によって動力性能の最大化に貢献。具体的には、新世代のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を内蔵した、小型高効率両面冷却パワーモジュールを搭載したことにより、インバーターとしては同社従来製品と比較して約160%となる高出力密度を実現している。
なお、本製品は5月22日(水)から5月24日(金)までパシフィコ横浜で開催される「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」に出展される。