スズキのインドネシア子会社スズキ・インドモービル・モーター社は4月25日、グローバルモデルの小型トラック 新型「キャリイ」を発表した。
海外向けの「キャリイ」は1976年よりインドネシアでの生産を開始して以来、高い耐久性や扱いやすさで好評を得ている同社を代表する小型トラック。これまでに、インドネシアをはじめ、海外145の国・地域で累計200万台以上を販売し、農業、漁業、建設業、配送業など様々な業種で活躍してきた。
新型「キャリイ」は、働くトラックに欠かせない積載性能と耐久性能に加え、快適性能や動力性能など、ユーザーの求める性能を充実。三方開式の荷台は、十分な積載量と広さを備えるとともに、地上高を低くしたことで重い荷物の積み下ろしもしやすくなっている。
また、荷台には農業や建設業などの厳しい使用環境にも対応するため各種防錆対策を施したほか、未舗装路などでも快適な移動をサポートする高剛性サスペンションを採用した。さらに、室内幅や足元空間を広く取り十分な収納スペースを設けることで快適で使い勝手の良いキャビンとした。パワーユニットは、高出力で低燃費な新型の1.5Lガソリンエンジンを搭載し、重荷積載時の負荷を軽減する。同モデルは、今後約100ヵ国・地域にも順次輸出される。
■新型「キャリイ」の概要
全長×全幅×全高:4,195mm×1,675/1,765mm×1,870/1,910mm
ホイールベース:2,205mm
エンジン排気量:1.5L
初年度生産台数:7万台
価格:135.6~145.1百万ルピア(約105~112万円※)
※100ルピア/0.77円で換算。