「CAMP JAPAN」今年はVANTECH「ZIL」で参加!!高い居住性と使い勝手が魅力の国産キャブコンを代表する1台

試乗レポート キャンピングカー

今回のCAMP JAPANにはVANTECH(バンテック)の協力により、同社のキャブコン代表モデル「ZIL(ジル)」で参加することができた。

ジルはトヨタ・カムロード(キャンピングカー専用シャシー)をベースにしたキャブコンバージョン(キャブコン)で、1997年の登場から累計3500台以上を販売する国産キャブコンを代表するモデルだ。

車高が約3mあり、実車を前にするとスペック以上の大きさが感じられるジルだが、運転席からの見晴らしも良く、想像以上に運転しやすいのが第一印象。車高や長さ以外で気を使うことはほぼなく、感覚に慣れればスポーツカーより運転しやすいだろう。

ディーゼルエンジン(ガソリンも有)は走り出しの加速はやや穏やかだが、東名高速・大井松田~御殿場間の登坂路でもパワーに不足はなし。また、リヤにカメラが装着されているので、後退時や駐車時も不安もない。車高の高いクルマはカーブや横風を受けた時に安定性を失いがちだが、試乗車には、足回りに強化ショックアブソーバーが装備されており、高速走行やカーブでの安定感も特筆すべきポイント。安心してドライブを楽しむことができた。

室内は、キャブコンならではの広々とした空間に、L型ソファと前向き2名着座のシートで構成された広いダイネットを前部に配置。通常の対面状態からサイドシートの背もたれを床面にセットすると、ダイニングが掘りごたつ風になる展開もジルならではのレイアウトだ。

就寝時ダイネットはそのままにした状態でも2名就寝が可能。加えて、運転席上部のスライド式バンクベッドは車両後部に向かってスライドさせるだけなので、ベッドの設営に手間が掛からない。ダイネットを展開すればフルフラットベッドにもなり、広々としたスペースで就寝できる使い勝手の良さも美点だ。今回は最大6名就寝可能なスペースに大人3名就寝という贅沢な使い方だったが、ダイネット(写真下)とバンクベッドに大人2名ずつ寝てもゆとりのあるスペースなので、仲間や家族4~5名での利用が最適だろう。

今回はキャンピングカーイベントの参加だったが、キャンピングカーを交通手段とすることで、ペットとの旅、アウトドア、全国各地のグルメや名所・秘湯巡り等、キャンピングカーは旅行に様々な可能性をもたらしてくれる。レンタルキャンピングカーも増加傾向にあり、購入を考えている人だけではなく、一味違った旅行をしたいと考えている人は、ぜひ一度その魅力を体験してほしい。

CAMP JAPAN開催→http://www.car-l.net/media/2018/11/03/3429

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